■一生に食べる量は決まっているか?
秘湯研究会伊達支部の行事で温泉に行った。 今回もHさんの企画で、参加者はいつものメンバーのHさん、Sさん、T子さん、C子さんと私の5人である。
車中では、SさんとHさんは『年のせいか、以前と比べると食欲が極端に落ちた』、『睡眠時間が少くなった』などと話している。
その間にC子さんが持参した稲荷寿司を渡されて食べている。
黒松内案内地図
高速道路を黒松内ICで降りる。
近くにある道の駅のパンが美味しいというので、立ち寄る。
あんドーナツを渡される。確かに美味しい。
そこからすぐ近くにある豆腐の名店「雪ぼうず」に立寄る。
用意のいいHさんは、醤油と鰹節フレークを持参している。
それを食べる。濃厚で美味しい。
新見温泉の露天風呂
新見温泉で露天風呂に入る。源泉掛け流しで気持ち良い。風呂から出て、車中で私の持参したカップケーキを皆で食べる。そして、ニセコの蕎麦屋「いちむら」でオロシせいろを食べる。
次にひらふのホテル「J First 」で露天風呂に入る。
その後に近くのミルク工房でソフトクリームを食べる。
J First の露天風呂
帰り道にニセコ駅の近くを通ったら、Sさんが『ここのカレーは美味しいよ』と言う。私は女性2人と1皿を分けて食べたが、SさんとHさんは1人前を平らげる。
店を出たら、駅前広場でイベントをやっている。
そこに出店していた移動販売車の「ニセコ風タイカレー」に近付いたSさんは、驚いたことに注文している。
帰り道で、『もう食べないんでしょ?』と聞く私に、Sさんは『もう終りです』と言いながら、C子さんが持参した枝豆を食べている。
私のお婆さんが昔、言っていた。
『人は一生に食べる量が決まっている。早く食べてしまったら、早く死ぬんだよ』。
でも、あの話は2人を見ていると、疑問に思える。
ニセコ駅
(おまけの話)
ひらふのホテル「J First 」でのことである。
温泉から出て、暑いのでテラスで休んでいた。
そこに従業員の若い女性が来て、私に声を掛けて来た。
女性 『どこから来たんですかー?』
私 『東京から』
女性 『私も東京なんです』
私 『東京のどこ?』
女性 『青梅です』
私 『なんでここにいるの?』
女性 『色々ありまして・・・』
私 『フーン。都会の生活に疲れちゃったんだ』
女性 『ええ』
ミルク工房で
そこから話が弾んで、彼女はオーストラリアに語学留学し、その後、就職先も無いので、自然の中で暮らしたくて、ここへ来たということが分かった。若いOLによくあるケースだ。
私 『ここはオーストラリア人の金持ちが多く来るから、オーストラリア訛りの英語で話せば、いい人に出会えると思うよ』
女性 『そうなりたいでーす』
ただ、それだけの話である。