■庭付き一戸建て
伊達で「庭付き一戸建て」と言うと、ごく普通の家である。 ところが東京で同じことを言うと、言う人によっては「かなり無理してローンを組んだんだなー」と思われるか、「運良く親から相続を受けたんだなー」と思われてしまう。
たった1坪の庭しか無くても、立派な一戸建てである。
狭い土地にひしめき合って建っているような建て売り住宅では、隣が建つ前にピアノのような大物は隣の敷地から搬入する。
だから、隣に家が建ったら、もう出せないのである。
私の家はそんな人から見たら大きな家であるが、伊達の人が見たら普通である。
伊達から帰ったら草ぼうぼう
夏の間、伊達に行く前に庭木の手入れや、畑の整理をした。ところが帰って来てビックリした。
まるでジャングルのようになっている。
草や枝が伸び放題となっている。
どこに家庭菜園の畑があったかも分からない。
伊達から帰った翌日にお客様が来ることになっているので、このままじゃ、あまりに酷いと思い手入れをすることにした。
なにしろ東京は暑いので、早朝の涼しい内の6時から始めることにした。
家庭菜園のある場所らしい・・・。
ところが、午前6時はもう暑い。
なにしろ夜も暑いのだから、涼しい時間は無いのである。
仕方ないので、蚊に食われないように、長袖、麦わら帽子、手袋、首の周りにタオルという重装備で庭に出た。
2時間の作業で、少しは見られるようになった。・・・と思う。
翌日も3時間の作業で、やっと綺麗になったが、熱中症になりそうだった。
少し綺麗になった庭
(おまけの話)
朝から庭仕事をして気が付いたことがある。
「もうこんな大変な作業は、来年は出来ないなー」。
来年は体力も落ちているので、熱中症になってしまうかもしれない。
そうなると、もう一戸建てには住めなくなる。
最近は高齢者事業団に庭の手入れを頼んでも、希望者が多くて、なかなか来てくれない。
庭のある家も好きだが、鍵ひとつで出掛けられるマンションも好きだ。それも都心のど真ん中のマンションがいい。
どこへ出掛けるにも歩きか、地下鉄か、タクシーで行ける。
やっと綺麗になった庭
車もそろそろ手放す年齢になって来たので、高速道路を逆走しない内に運転は止めた方がいいかもしれない。
必要な時はレンタカーを借りれば用は済む。
来年は「季節移住」ではなく、真剣に「都内移住」を考えようと思う。