■伊達から小金井情報
1月6日のお昼ご飯を食べていたら、携帯電話が鳴った。 画面を見ると、伊達市の長老のKさんからだった。
多分、年始の挨拶だろうと思ったら、『いまテレビで小金井が出ていますよ』と、ビックリするようなことを言う。
小金井がテレビに出るのは、中央線の高架工事による「開かずの踏切」くらいのものだ。
その工事も完了し、電車が高架を走るようになって、もう小金井は世間の感心事から去ったと思っていた。
小金井公園入口
すぐにテレビのチャンネルをNHKに合わせると、確かに出ている。それは小金井公園の中の江戸東京たてもの園の風呂屋「子宝湯」からの中継放送中だった。
NHKの昼の番組である「ふるさと一番」で、なぜか小金井市の江戸東京たてもの園が取り上げられたのである。
江戸東京たてもの園入口
1昨年のことだが、Kさん夫妻が東京見物に来た時にここを案内したことがあるので、テレビ画面を見たKさんは懐かしくなり私に電話をして来たと言う。
番組が終ったので、私は最近の運動不足を解消する為もあり、自転車で小金井公園に向った。
テレビで見た中継地点に行ってみたが、もう誰もいない。
小金井カントリークラブ(江戸東京建物園の北側にある)
そこで公園を出て裏に廻り、小金井カントリークラブとの間の細い道を進み、たてもの園の裏手に行ってみた。
予想通り、そこにはNHKの中継車が止っていて、放送の後片付けをしていた。ただ、それだけの話である。
でも、伊達の人に私の地元情報を教わるとは思わなかったなー。
NHKの中継車
(おまけの話)
小金井公園の帰りに、小平のコーヒー店に豆を買いに行った。店には夫婦がいつもの元気な顔を見せていた。
オカミサンが、『自転車で来たの?』と言い、そこから自転車の話が始まった。
オカミサン 『年をとると、歩道と車道の段差が危ないのよねー』
私 『我が家のお手伝いさんだったオバさんも、そこで転んで寝たきりになってしまった』
冬の小金井公園
オカミサン 『道路を右から左へ横断する時に、後ろを振り返っても若い時みたいに見えないのよねー』
私 『だから危ないので、私は自転車を降りるよ』
オカミサン 『上り坂も駄目よネー』
私 『以前のように立ちあがって漕ぐことはせずに、すぐに自転車から降りてしまう』
・・・・と、いうような話を延々として、私もオバさんの仲間入りをした。年をとると、オバサンとオジサンの区別が付き難くなる。