■日本人に生まれて良かった
私はいつも、「日本人に生まれて良かった」と思っている。 だが、47年前に初めてニューヨークに行った時には、そうは思わなかった。
アメリカの圧倒的な物質文明に触れて、若かったこともあり、その時は「アメリカ人に生まれれば良かった」と思った。
その後は、常に「日本人に生まれて良かった」と感じて生きて来た。
最近の政治、経済、社会の混迷を考えても、なお「日本人で良かった」と思っている。
氷の張った山中湖の平野地区 (2月1日)
特に「日本人に生まれて良かった」と感じる時は、雪の季節の富士山を見た時である。富士山というのは不思議な魅力を持っていて、外国人も初めて見ると感動する。
日本人であっても、日常的に富士山を見られる人は少ない。北海道の友人達も、上京した時に富士山の麓まで連れて行くと、大感激をする。それを見て、私も感動する。
美しい雪の頂上
・・・というわけで、今年初めての富士山である。
この季節は山中湖からダイヤモンド富士が見られる。
最近はテレビでも取り上げる機会が増えた上に、団塊の世代が引退し、暇を持て余して富士山の撮影に来るようになって混むようになったのが私としては困る。
ダイヤモンド富士 (2月1日)
今年の冬は寒いらしく、山中湖の平野地区に氷が張った。
早朝には、氷の上でのワカサギ釣りが許可されているらしい。
今日の時点(2月1日)ではダイヤモンド富士は長池地区から見える。
今までに何回も撮影に来ているが、納得できる写真が撮れたことがない。問題はカメラか?、腕か?。
夕闇迫る富士山 (2月1日)
(おまけの話)
山中湖に行くには中央高速道を甲府ICで左に別れ、終点の河口湖ICで出る。そこは富士吉田市である。
富士吉田は昔は富士山の登山口で有名だったが、今はうどんで有名となった。
市内には数多くのうどん屋が店を構えている。
吉田うどん 天麩羅うどん(470円)
私は撮影の前の腹ごしらえとして、街道沿いの玉喜亭に入った。セルフサービルなので食券を買い、天麩羅うどんを頼んだ。
吉田うどんは「太め」、「硬め」が特長であるが、それよりビックリするのは、薬味に「すりだね」というものが出て来る。
これは七味唐辛子に胡麻、砂糖、クルミ、醤油などを加えて練ったもので、店ごとに特徴がある。
うどんも旨いが「すりだね」も旨い。
富士吉田に行くことがあれば、うどんと共にお試しを・・・。