■41階のラーちゃん
我が家の愛猫の名前は「ラーちゃん」である。 ウズベキスタン生まれの野良猫で、推定年齢は9歳である。
小金井に居た時は、甘えん坊のラーちゃんは、いつも女房の後を付いて廻っている。でも、なぜか女房の布団には入らない。
どうしてだろうと思い女房に聞いたら、『私が言い聞かせてあるからよ』と言う。
ラーちゃんは女房の言葉が分かるらしい。
自分のベッドで寝る
3月10日に穏やかな日々を過ごしていた小金井から、都心の勝どきに一緒に引越した。
しかも2階屋から一足飛びに41階である。
初めの日こそ、ウロウロと室内を探検して廻っていたが、それもすぐに飽きたのか、気に入った場所を見付けて寝ている。時々、起きて来ては餌を食べ、また寝る。
餌を食べる
夜は娘と一緒に寝ているが、私が起きる頃にはドアの外で待っていて、私が起きると擦り寄って来る。
朝食の時は私の脇の椅子に乗って、なにかもらえないかと待っている。
このマンションは「ペット可」で、しかもペットクラブがある。
ペットを飼う住民は管理費に1500円をプラスされる。
そしてみんなペットクラブに入れられる。
都会の風景を眺める
ペットの嫌いな人もいるので、色々な決まりごとがある。
エレベーターは4台の内の2台はペットを連れて乗れない。
また、抱っこするかケージに入れなければいけない。
今の時代に「ペット不可」というのは少し無理があると思うので、ここのようにお金を払い、厳しい規則を作ってペットを飼えるようにした方が合理的だと感じた。
とりあえず寝る
(おまけの話)
天気が良いと下の様子がよく見える。
5時40分頃になると、ビルの間から太陽が昇る。
その頃に築地市場は最盛期になるようで、人と車が盛んに行きかうのが見える。
7時過ぎると、この先の会社に出勤するらしい社員が歩いて来るのが見える。
8時過ぎると、地下鉄駅から吐き出されるサラリーマン達がゾロゾロとトリトンスクエアに向うのが見える。
41階から夜景を見る
殆どが住友商事と、その系列の会社の社員だろうと思う。
8時半になると港に面した倉庫会社で、社員が一斉にラジオ体操を始める。それに合わせて私も体操をする。
ラーちゃんは小金井に居た時と同じように、餌を食べたら寝ている。彼女は特に景色には興味が無いようだ。