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[2011.06.08]
■隅田川の船
目の前が隅田川なので、そこを行き来する船を見ているだけで楽しい。 
色々な船が通るが、いつも目にするのは、浅草と日の出桟橋を往復している水上バスである。 
 
この水上バスは私にとっては地方や外国から来た人を、何回も案内したことがある馴染みの船である。 
その船をマンションの部屋から見るようになるとは、全く考えてもいなかった。 
 
隅田川を行き交う色々な船 


水上バスは30分おきに出ており、マンションの前で上りと下りが出会う。船は浜離宮の前で大きく舵を切り、停泊場に入って行く。 
浜離宮の入口には水門が設けられていて、そこに差し掛かると船は汽笛を鳴らして入港の合図する。 
 
築地市場の前辺りで、水上バスは出会う。 
 
川にはあまり縁の無い生活をしていたので、川を見るのが楽しい。 
浚渫船が通り過ぎ、勝鬨橋の先で停泊して工事をしている。大きな運搬船が、なにか分からないが品物を運んで行く。 
 
タグボートに曳かれた船がユックリと通り過ぎる。 
横をプレジャーボートが追いこして行く。 
反対側からパトロール船が来るのが見える。 
 
どこへ行くのか?漁船らしい。 
 
石油を運んでいるように見える船は、被災地に向っているのか? 
私の子供の頃は「おわい船」というのがあって、排泄物を遠海に捨てに行っていたが、今はそんなことはしないんだろうなー。 
 
隅田川をここから見て左に行くと、すぐに東京湾に出る。 
今年の東京湾花火大会は、東北大震災の為に、中止となった。 
 
浚渫船が曳かれて行く 
 
(おまけの話) 
以前に家族でフランスをドライブ旅行した時のことである。 
ニースの港に行ってみたら、モダンなデザインの観光船が出港するようだった。 
 
よく分からないままにチケットを買って乗船した。 
そして最初の停泊地で降りてみた。 
殆ど降りる人がいなかったが、その次の停泊地がどこか分からないので、帰りのことを考えたのである。 
 
屋形舟も行く 
 
ところが、これが大正解で、なんとその島は小説にも登場する「鉄仮面」の幽閉されていた島だった。 
小説は本当の話のようで、囚われていた城には昔のトイレがあり、しゃがんでウンコをすると海に落ちるようになっていた。 
 
隅田川の船を見ていたら、そんなことを思い出した。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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