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[2011.05.27]
■銀座百点
私は生まれは世田谷区だが、育ったのが小金井であるから都会人とは言い難い。 
千代田区九段育ちの女房に言わせれば、私は「田舎者」である。 
 
それが突然のように中央区に引越して、都会人となってしまった。 
でも、住所が変ったくらいでは、垢ぬけるはずもない。 
だから恐る恐るであるが、都会人風を装っているのである。 
 
小冊子「銀座百点」 


日本の中心は中央区で、その中心は銀座である。・かな? 
銀座には「銀座百点」という小冊子がある。 
この本は銀座の老舗の100店舗がスポンサーになって出版しているもので、銀座に関る内容ばかりが書いてある。 
 
この本は広告が多いが、エッセイや対談や歴史などが出ていて面白い。 
その中で有名人たちが銀座の素晴らしさ、奥深さ、粋や洒落などを語っている。 
 
嵐山光三郎君の対談と作句 
 
その中に、私の同級生で作家の嵐山光三郎君がよく登場する。 
 
4月号には落語家の立川志らくが、嵐山光三郎に付いて書いている。 
志らくは嵐山のことを先生と呼び、『落語は談志と志らくだけを聞いていりゃいい』と言われて嬉しくなった話が出ている。 
 
志らくのエッセイと嵐山光三郎の似顔絵 
 
他には連載で「江戸のすし」というのがあり、これはなかなか奥深く勉強にもなる。 
その話を受け売りで友人に披露しても、かなり尊敬されそうだ。 
 
5月号には嵐山君が南伸坊、冨士真奈美、坂崎重盛と対談風に俳句を披露し合う場面が出ている。 
 
私は引退して年金しかないが、嵐山君はいつまでも稼ぐなー。 
 
松坂屋前の宝くじ売り場 
 
(おまけの話) 
都会人になるのは、そう簡単ではない。 
江戸っ子と言われる為には、3代もかかるのである。 
そこで、もう少し簡単に都会人になる方法はないかと考えていた。 
 
そして、私は遂に見付けたのである。 
その方法というのは、銀行口座の開設である。 
 
勝どきにも三菱UFJ銀行の支店があるのに、見栄を張って銀座四丁目にある「銀座支店」に口座を開いた。 
 
銀座4丁目交差点(右は三越、左は和光) 
 
振り込み先を知らせる時に、「銀座支店」と書くと誇らしく感じるに違いない。・・・と、思ったのである。 
 
都会人になる為に、そして都会人と思われたくて、私は見苦しいほどの努力をしているのである。 
 
でも、振り込むことはあっても、振り込まれることは無いという現実に最近になって気が付いた。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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