■2人で出前に来た理由
女房の友人達が夕方からやって来た。 引越し祝いの胡蝶蘭を頂いてから、もう3ヶ月も経っている。だから、もうその胡蝶蘭も花弁が数枚となってしまた。
女房は友人達とゆっくり話をしたいので、近所のかつ屋に軽食用にヒレかつサンドを注文してあった。
このかつ屋は、近くに住む私の同級生のO君の贔屓の店である。
終りが近づいた胡蝶蘭
前回は私が引き取りに行ったので、今回もそのつもりだった。そのつもりでいたら、店からの連絡で「届ける」ということになった。
インターフォンが鳴ったので、女房は玄関に出た。
なにやら話し声がしている。
廊下を複数の人の歩く音がする。
居間に現れたのは、女房とかつ屋の女将とコックだった。
女房の友人達からのお土産の41階記念フルーツタルト
2人で運ばなければならないほどの量のかつサンドは頼んでない。
居間に入るなり、『うわー、凄い。こうなっているんですかー?』と感嘆の声を上げる。
私は何が何だかよく分からないままに、遠くに見えるビルの名前などを解説する。
そして彼らは喜んで帰って行った。
ラートのヒレカツサンド
その後、女房に聞いてみたら、『ヒレかつサンドを持って来てくれたが、なんだかモジモジしている。きっと41階からの眺めが見たくて2人で来たのだと思い、中に入れてあげた』と言う。
やはりそうだったのか。2人で来た理由が分かった。
次に店に行った時にはサービスしてくれるだろうが、注文した後にもう1品サービスされても、油物なので食べ切れないなー。
O君の彼女からのアメリカ土産(甘くなくて美味しい)
(おまけの話)
大勢の友人達が我が家に来た後に、お礼のメールが来る。殆どの人は常識的な内容で、特に感動は無い。
ところが、そんな中で極め付けのお礼状があった。
それはS君からのものであるが、可笑しさと嬉しさとが混ざり合い、自分だけの物にしておくのが勿体なくなった。
最近のお気に入りの「堂島ロール」
『色々とお世話になりました。大変楽しい、忘れがたい一日となりました。帰宅後、家内から感想を聞かれて、皇居の園遊会に招待されたような気分と答えました。ソフィスキケートされたおもてなしに預かり、心から感激しました。』
私も機会があれば、このくらいのオーバーな表現のお礼状を書いてみたいものだ。