■隅田川を歩く (1)
我が家の前を流れる隅田川は、目の前の浜離宮を境に東京湾に注いでいる。 昔の隅田川はドブ川で、いつもブクブクとガスが噴き出していた。
それも昔話で、日本経済が落ち着きを取り戻した1970年代後半頃から時代は「環境」と言い出し、段々と川が綺麗になって来た。
今では魚が釣れるようになって、かなり水質が改善された。
勝鬨橋(海側から見る)
そこで暇人の私は、勝鬨橋から吾妻橋まで隅田川に架かる11本の橋を歩いて遡ってみた。
勝鬨橋の次は佃大橋である。この橋は一番新しい。
その次は中央大橋である。この橋はワイヤーで吊られていて美しい。この橋を左側に進むと東京駅に突き当る。
次の永代橋を過ぎると清州橋である。
アーチ型の橋は隅田川で一番美しいと思う。
永代橋(男性的なデザインだそうだ)
先に進むと新大橋で、更に進むと両国橋となる。
相撲の行われる国技館は、以前は両国橋の手前の右側にあった。今は橋をくぐった先の右側に見える。
次は蔵前橋で、この橋は派手だ。
黄色く塗られた橋が、嫌でも目に付く。
そこを過ぎると厩橋で、この橋の先で隅田川花火大会が開催される。
清洲橋(ダブルのアーチが美しい)
厩橋を過ぎると駒形橋となる。この橋の傍で店を開いている「駒形どぜう」は有名だが、私は「どぜう」は好きではない。
そして最後が吾妻橋である。ここから浅草寺はすぐだ。
また橋を渡れば、東京スカイツリーまでは徒歩でも10分で行ける。
ここまで来る途中には高速道路と鉄道の橋もあるが、省略した。ゆっくり歩いても2時間半くらいで行けるので、みなさんもどうぞ。
黄色い蔵前橋
(おまけの話)
今までに色々な川や橋を見た。
小金井に居た頃は、多摩川上水、野川、多摩川が思い出深い。
伊達市に滞在している時は、長流川(おさるがわ)に行った。
世界の川も色々と見た。
エジプトではナイル川、アジアではメコン川、アメリカではミシシッピー川とリオグランデ川、ヨーロッパではドナウ川、中国では黄河などが印象に深い。
浅草の吾妻橋
ブタペストに行った時に見たドナウ川は、まるで昔の隅田川のようで、メタンガスが噴き出していてガッカリした覚えがある。今は自由主義の国となり、川も綺麗になっているといいが・・・。
それよりも、私はそろそろ「三途の川」の渡し銭を用意しなければ・・。