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[2007.05.15]
■地獄谷のサルは温泉好き(4)
雪の中で温泉に浸かる猿の写真を見たことがあると思う。 
それは渋温泉の近くの地獄谷の猿のことである。 
旅館街から車で10分くらい走り、そこから徒歩で山道を20分くらい歩くと地獄谷温泉に着く。そこにいる猿が名物の温泉浴の猿である。 
 



山の中の地獄谷の1軒宿の後楽館は鄙びた宿である。 
そこにある温泉にいつの頃からか猿が入るようになった。 
そこで商売上手なオヤジは川の反対側に地獄谷野猿公苑というのを作り、入場料を取るようになったのではないかと私は勝手に思っている。 
もしかしたら、経営は別の商売人がやっているのかもしれないが・・・。 
 
9時の餌付けに間に合うように山道を急ぐ。 
丁度、猿達が集まって来ていた。入場料の500円を支払い苑内に入ると露天風呂が見える。橋の上に行った時にちょうど猿が2匹温泉に入っているのが見えた。急いでカメラを構える。 
 
すると猿は温泉から出てしまった。でも、まだまだ入っていない猿は沢山いるので、焦らない。 
ところがそれを最後に温泉に入る猿はいなくなった。 
係員に聞いてみた。『まだこれから猿は温泉に入るの?』、係員は面倒くさそうに『人間と同じで、寒くならないと温泉には入りたくないのだろう』と言う。結局は先に着いた私だけが入浴している猿を見た。 
 
 
写真(1)の右端に入浴する猿と、風呂から出て濡れている猿が見える。写真(2)は風呂上りの猿である。この入浴風景はいつでも見られるようにインターネットで中継している。湯の温度は40度で丁度良い。 
野猿公苑ライブカム  
私の考えていた自然の中で入浴する猿のイメージとは違ったが、結構面白かった。N君は『今度は雪のある時に来よう』と言う。でも、冬は1時間以上も深い雪の中を歩かないと来られないのだ。冬はインターネットで中継を見た方が良さそうだ。 
 
(おまけの話) 
渋温泉では大き過ぎて旅館の前まで行けないキャンピングカーを公共駐車場に入れて、そこまで宿の若主人に迎えに来てもらった。この若主人の車の運転が荒い。狭い温泉街を猛スピードで走る。乗ってる我々は怖い。夕食の時に奥さんの若女将にそのことを伝えた。 
 
翌日の朝にまた若主人が駐車場まで案内してくれて、地獄谷へのルートを教えてくれた。でも、相変わらず猛スピードで走った。若女将はその事を言って旦那の機嫌が悪くなるより、2度と来ないであろう我々の意見を言わない方を選んだようだ。夫婦というのは難しい。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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