■予想外の展開
日本語教室をもう少し発展させようと思い、マンション内で生徒を探した。 『正しい日本語を習いたい』という中国人のMさんに会った。
私はこれには大丈夫だ。・・・と思う。
Mさんは夏休みで中国に一時帰省したので、10月頃から始める予定である。
彼女のご主人は有名中華料理店のシェフのようで、その内にその店に行って美味しい中華料理を食べるのが楽しみだ。
秋の訪れ赤トンボ (清澄庭園)
次にまた中国女性を紹介されて彼女と話をしたら、どうも様子がおかしい。習いたいのは彼女の息子のOさんで、日本語の会話は不自由しないが、作文に多少問題がある。
そこで、Oさんが留学先のカナダから作文をメールで送るので、それを私に添削して返信して欲しいということだった。
これは自信がある。なにしろ私はブロガーだから。
屋形船係留場(柳橋)
それで終りかと思っていたら、なんと中国残留孤児であったKさんという女性が日本語を習いたいと言って来た。
彼女はある程度は話せるが、「丁寧語」が全く駄目である。
このマンションに住むくらいだから、かなり豊かな残留孤児である。
水上清掃船(隅田川・千住近くで)
残留孤児は「慣れない日本で貧しい生活を余儀なくされている」と、勝手に思っていたが、そうではない人もいることを知った。
私は欧米人に日本語を教える予定でいたが、予想外の展開となっている。
あまり中国人に偏った教室でもいけないので、この先は欧米人の、それも特に女性を探そうと秘かに考えている。
朝焼け(我が家から月島方面を見る)
(おまけの話)
カナダと中華料理で思い出した。
女房とバンクーバーへ行った時の話である。
いつもホテルばかりじゃなく違う経験をしようということで、B&B(朝食付きの民宿)に1泊してみた。
郊外のその家に行ったら、出て来たのが中国人だった。
予約時の話では白人の老婦人の経営のはずだった。
その中国人は、『料金は2人で60カナダドルです。朝食は7時からです』と言う。
陳健一のマーボー豆腐(私は好きである)
翌朝、起き出してダイニング・ルームに行ったら、白人女性がハムエッグを作っていた。
その婦人に聞いたら、『彼は毎年ハワイからバンクーバーに中華料理を食べに来るお得意さんです』とのことだった。
そして、『私は夜は7時に寝るので、その後は彼にお願いしている』という話だった。
その後でその中国人に紹介された中華料理店は、かなりレベルも高く美味しかった覚えがある。