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[2007.05.17]
■修学旅行生とホームレスが同居する公園
仏像彫刻教室のE先生から展覧会の招待状を頂いた。 
E先生は毎年、上野公園の中の東京都美術館で開催される『日府展』に仏像を出展している。今年も出しているので見に行った。天気は良いが風が強い。 
 
それでも上野公園は大勢の人が来ている。 
一番多いのは地方からの修学旅行生だ。次が上野動物園に行く幼稚園児だ。その次はオバサンで、その次はホームレスである。最後はオジサンであるが、ホームレスとの区別は付き難い。 
 



天気が良いのでホームレスが特等席のベンチを占領していて、一般人は座れない。最近のホームレスは身なりが良いので、一般人との区別が付かない。リタイア組のオジサンの身なりが汚いので、境界線は荷物が多いかとか、カメラを持っているかどうかだけになってしまった。 
 
修学旅行の引率の先生も困っていないだろうか? 
ホームレスを見て、生徒達に何と言えば良いのだろうか? 
『君達も努力をしないと、将来はああなるよ』と言うのか、『あの人達も地方から希望を持って出て来た人達です。都会は厳しいので、競争に負けるとああなるから都会には出ない方が良い』と言うのだろうか? 
 
 
(おまけの話) 
久しぶりに上野に来たので、ブラブラと歩いてみる。 
精養軒の先の坂を下りて、不忍池の脇を通って御徒町に出る。『うさぎや』で柏餅とドラヤキを買う。1個180円である。 
 
品の良い味で、伊達市の久保のドラヤキと大分違う。山手線の向こう側に回ってみる。 
そこは宝石街である。派手な店構えでダイヤモンドを安売りしている。上野方面に向かって少し歩きアメ横に入る。そこはまるで東南アジアである。間口が1間くらいの店が並んで安物らしき雑貨などを売っている。 
 
反対側に出ると、そこは食品を売っている。洋服屋の隣がスルメ屋で、その隣が偽時計屋で、そのまた隣がマグロ丼屋である。偽時計屋はローレックスを1900円で堂々と売っている。上野という町は文化と猥雑と自然と東南アジアがごった煮になったようなところだ。 
 
(追伸)そうだ。先生の仏像を見に行ったのだった。先生の作品は昨年より更に背が伸びた。先生の創作になる『微笑観音』はなにしろ細長い。背丈は150センチくらいあるが、太さは3センチくらいだ。 
 
仏像というのは昔から決めごとがあるので、創作は難しい。先生は細長くすることで自分を表現しようとしているかもしれない。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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