■大江戸線全駅徒歩の旅 (両国~飯田橋)
「大江戸線全駅徒歩の旅」も終盤にかかって来た。 今回は両国駅から飯田橋駅である。
午前10時に両国駅前に集合の筈なのに、いつもは早く来ているY君が来ない。電話をしたら、家に居た。
『えー、今日だっけ?』なんて言っている。
1週間前に確認のメールを出したら、『今回も企画・立案を感謝いたします。両国駅10時集合を了解しました』と返信があったのにー。
K君の水彩画(東大構内)
今からこれじゃ、来年は介護施設行きになっているんじゃないかと心配だ。
そこでK君、H君の3人で歩き出す。
厩橋で隅田川を渡り御徒町に入る。
少し寄り道をして、上野の忍池の蓮の様子を見るが、もう花は終っていた。
上野不忍池の蓮
横丁の裏道から元の道へ戻ろうとしていたら、なんと東大の裏門に出た。学生時代は入れなかった3人なので、この際だからと裏口から入る。
なんか後ろめたい気持ちになるから変だ。
裏口入学じゃないんだから、堂々としていればいいのだが、そこは東大に劣等感を持っているせいか、そうは出来ない。
東大赤門(裏から見る)
学生運動が盛んだった時の象徴である安田講堂を見る。
そして構内のカフェでお茶をする。
東大を出る時は堂々と赤門から出た。
もうこれで私達は、「東大を出た」と言っても、嘘ではない。
そこからは春日交差点を過ぎて、後楽園の裏手を横目で見て進むと、もうそこは飯田橋駅だった。
飯田橋の5差路交差点(横断歩道橋から)
(今日の行程)
両国~蔵前~新御徒町~上野御徒町~本郷3丁目~春日~飯田橋
(おまけの話)
蔵前を歩いていて思い出した。
私の小学生の頃、オヤジは工場を経営していて、蔵前にあったエバニューという運動具の問屋と取引があった。
運動会で使う競技用ピストルとか、ローラースケート、野球用のストライク、ボール、アウトなどをカウントする審判用のインジゲーターなどを納入していた。
落ち着いた東大構内
当時はあった「オータ」というトラックメーカーの車で納入する時に、私もたまに付いて行った。
問屋に付いて仕事を終えるまで、オヤジはエンジンを切らなかった。
なぜなら、当時の車は一度エンジンを切ってしまうと、次には掛らないかもしれなかったからである。
いまはエンジンキーを差し込まなくても、エンジンが掛る時代となった。