■50円のボルシチ
伊達市のHさんからメールが来た。 「芸術の秋、ちょっとした絵画展のご案内を・・・
野田先生の所にいる廣戸絵美画伯が、日本橋高島屋の美術画廊に出展しているようです。」
日本橋高島屋といえば、私の庭みたいなものだ。・・・と、大きく出る。
ここからは近い。天気が良ければ、高島屋のビルが見える。
そこで女房を誘って出掛けてみた。
絵画展の案内はがき(日本橋高島屋) 13人の画家の内の1人
せっかくの機会なので、このマンションの住民にも案内を出した。
その中の2人が返事をくれた。
『絵画鑑賞をすることは好きです。高島屋へもよく足を運びますので、是非伺いたいと思います。お友達へもお声掛けをしました。
写真よりもリアルではないかと思えるほどの細密画。
間近で鑑賞をしたことは多分、今までなかったような気がします。
きっと感激するでしょうね。』と嬉しい返信が来た。
高島屋のクリスマスの飾り付けのトナカイ(日本橋店)
6階の美術画廊の会場には、13人の画家が細密画を出展している。
生憎、廣戸絵美画伯はいなかった。
もしかして、東京に出て来ていないのかもしれない。
彼女は作品を2点出していたが、その内の1点は売約済の赤い丸いマークが付いていた。久しぶりに、廣戸さんに会いたかったなー。
日本の洋食「たいめいけん」
(おまけの話)
高島屋デパートの裏手に、日本の洋食の名店である「たいめいけん」がある。
12時少し前に行ったら、既に店の前には行列が出来ている。
15分くらい待たされて、席に着く。
私はランチメニューから「メンチカツ」を注文する。
ここの売り物は50円の『コールスロー』と、同じく50円の『ボルシチ』である。
50円のコールスローとボルシチ(左から)
隣の席に座った母と娘の組は、この50円のコールスローとボルシチを頼んでいない。
この店でそれを注文しない客は殆どいないのであるから、彼女達は初めてこの店に来たお客で、メニューを見ていないのかもしれない。
なにか怪訝そうな顔をして、アチコチ見ているところを見ると、事情がよく分かっていないらしい。
私の注文したメンチカツ(美味しい!)
教えてあげたかったが、もし、『知っています。食べたくないだけです』なんて冷たく言われたら落ち込むので、止めておいた。
これで良かったのだろうか?と、今でも悩んでいる。