■正解は遥か彼方
宝探しの第一ステージで出会ったSさんは、私にとっては女神である。 そのSさんが私の誘いに乗って、マンションにやって来た。
49階のスカイラウンジに行って、色々な話をする。
彼は外資系の会社に勤務していたが、色々あって退社した。
1年くらいはゆっくりし、精神と体力を回復させてからまた就職先を探そうと思っていたら、それが3年になってしまったそうだ。
49階のスカイラウンジのSさん
今はマラソンのタイム短縮と、英語力アップに懸ける日々のようである。
ゴルフもするし、海外旅行もするしで、失業者というイメージは全く無い。
これはお金が無いと出来ないことだ。
私のことも話をし、ドンドンと話は盛り上がる。
彼は全てに積極的であり、人生を謳歌している。
「仕事は手段であり、人生の目的ではない」という点に関して、私と全く同意見である。
これからも時々会って話をしたい男である。
日本橋の乙女像
そして、やっと話が宝探しになった。
そもそも今回は宝探しの第2ステージの答を、お互いに確認し合うのが目的だったのである。
私の探し当てた「答」を示したら、『橋本さん、それはまだまだ答えには遠いですよ』と、言われてしまった。
私も薄々は、「これじゃないよなー。もう少し探そうか」と思ってはいたので、「ヤッパリなー」という受け止め方だった。
日本橋の装飾
Sさんの解説を聞いても、難しくて分からない。
そこで一足飛びに、前回と同じく「答」を教えてもらった。
気の良いSさんは、苦労して探し当てた答を気持ちよく教えてくれた。
今回の宝探しは私にとっては、「宝探し人、探し」であった。
私が探し当てたヒントの1つ(何がなんだか分からない)
(おまけの話)
教えてもらった答をそのまま提出するのも気が引けるので、Sさんに教えてもらったヒントが書いてある場所に行くことにした。
私が見付けたヒントは、6個の内のたった1つだけであった。
残りの5個を探しに2日に分けて出掛けた。
ある場所でやっと見付けたと思ったら、先に来ていた悪い奴がヒントを剥がして持ち帰ってしまっている。
日本橋川
剥がした跡はあるが、ヒントが無い。
悪いことをする奴がいるものだ。
Sさんに答を教えてもらっている私には被害は無いが、一生懸命になって探し当てた人には本当に気の毒である。
もし、私が100万円をゲットしたら、必ずSさんに山分けしようと思う。
ありがとう、Sさん。