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[2011.12.16]
■悲観的になるこの頃
落語家の立川談志師匠が75歳で亡くなった。 
彼の落語をライブで見たことはないが、好きな落語家だった。 
人は彼を「天才だ」とか、「鬼才だ」とか言っていたが、晩年の様子をドキュメンタリー番組で見て私もそう感じた。 
 
NHKの衛星放送で、そのドキュメンタリーを再放送していたので見たら、解説に同級生で作家の嵐山光三郎くんが出ていた。 
 
テレビ番組から 
 
私が彼と同い年とは、知らない人が聞いたら信用しないだろうと思うほど、彼は年寄りに見える。 


立川談志師匠がが亡くなったからでもないが、最近の私は少しだけ悲観的になっている。 
私の年代は、「良い学校に入る」、「良い会社に入る」、「そこで出世する」、そして「ハッピーリタイアメント」という道筋があった。 
 
富士山も頂上しか見えなくて残念(我が家から) 
 
ところが今の時代には、それは無い。 
なにか違う道筋を探さなくてはならないのだが、それがまだ分からない。 
だから、若者はお笑い芸人や、ミュージシャンを目指すのではないか? でも、成功するのは、ほんの一握りだけである。 
 
銀座4丁目の和光のショーウィンドー 
 
世界経済の先行きは私が心配しても、どうにもならない。 
日本国の過剰債務も、私にはどうしようもない。 
若い頃と違って、年をとると悲観的な話題を目にすると、一緒に自分まで悲観的になってしまうという傾向がある。 
 
残り時間も少なくなって来たので、誰か明るい話題を提供して欲しい。 
早くしてくれないと、鬱病になってしまう。・・・・(これは嘘) 
 
銀座三越のショーウィンドー(暗い話題には暗い写真で) 
 
(おまけの話) 
私は若い頃は、かなり楽観主義者であった。 
日本経済も上り調子だったし、生活も年々豊かになって行く実感があった。 
 
それに引き換え、最近の若者は悲観的にならざるをえないようだ。 
明るい未来が開けているわけではない。 
ニュースも暗いものが多い。 
 
無理やり明るい話題を見付けて、「なでしこジャパンが世界一」とか、「イトカワの快挙」と報道しても、それだけじゃ迫力不足だ。 
どうすりゃいいんだろう? 
 
ミキモトのクリスマスツリー 
 
そんな中で私の知り合いのS子さんは、ベトナムで自分の居場所を見付けて、毎日を張り切って働いている。 
これからは、若者はS子さんのように海外を目指した方が良い。 
 
でも、甘やかされて育った軟弱な最近の若者は、『外国に行くのは嫌だ』と言っている。それじゃー、どうすればいいんだー! 
これはある種の「ひきこもり」ではないのか? 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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