■懲りずに、また新東京丸
私は自分が気に入ると、他人に紹介したくなるという癖がある。 そこで私の住むマンションの人達にも同じ経験をして欲しくて、同級生と乗船した1週間後にまた新東京丸に乗って、また小龍包を食べるという企画をした。
私はこの経験が非常に気に入ったのには理由がある。
なにしろ良いことは、無料ということである。
新東京丸
「タダより高いものはない」と昔から言われているが、この企画は大丈夫だ。
東京都が行っている企画だからだ。
企画が良かったのか、暇人ばかりなのかはよく分からないが、新東京丸乗船には住民の32名が参加した。
その日は、同じ企画の3回目にして、やっと晴天となった。
竹芝桟橋から見るお台場
やはり船は天気が良いと、見える景色が違う。
羽田空港を離着陸する飛行機も見えるし、富士山も見えた。
穏やかな東京湾を1周して、竹芝桟橋に戻った。
船を下りた後の、小龍包を食べる会には22名が参加した。
これだけの経験をして、会費は1400円なのだから、みんな大満足だった。
レインボーブリッジとガントリークレーン
マンションというのは「隣近所に誰が住んでいるのかも分からない」という状態が普通らしいが、私はこのマンションで7000人の住民を知り合いにしたいと頑張っている。
「引退オヤジが、なぜそんなに頑張るの?」という声が聞こえて来そうだ。
レインボーブリッジの下をくぐる
(おまけの話)
このマンションは58階まである。
30階までは賃貸となっているが、入り口も別だし、中からも行き来出来ないので、全く関係は無いという暮らしである。
エレベーターは31階から45階までと、46階から58階までの2種類で8基が設置されている。
私は45階まで行くエレベーターに乗るのだが、その時に一緒になった人が私の階より上のボタンを押すと、その時の私は、『負けた』と感じる。
都内を迂回する東京ゲートブリッジ
同じように、乗って来た人が私の階より下のボタンを押すと、『勝った』と感じる。
どうでもいいようなことで、全くバカバカしいことなのであるが、暇人というのは、こういうところでも忙しくしている。
同じ階の人が乗って来ると、なんだか仲間に出会ったような気分になるから不思議だ。
マンションというのは、そういうところなのである。(私だけかな?)