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[2012.03.19]
■早や半世紀 
半世紀というとかなり長い。 
昔は「人生 わずか50年」と言っていたのだから、人の一生の時間と同じである。 
 
その半世紀くらい前に私はニューヨークに住んでいた。 
ニューヨークで開催されたNY世界博覧会の日本館で、日本から派遣されて劇場付きレストランで働いていたのである。 
 
表参道 (原宿方面を見る) 


一緒に行った仲間は、今でもみんな仲良くお付き合いをしている。 
そんな中のバスボーイを中心とした12名が北青山のレストラン「クレヨンハウス」に集った。 
 
落合恵子がオーナーのクレヨンハウス  
 
みんな引退している中で、バリバリの現役はA君ただ1人である。 
私は以前に彼に、『引き際が大事だよ。最近の経済人には晩節を汚す人が多いが、あなたはそうならないようにね』と言っておいたのが、かなり気になっていたらしい。 
 
地下に降りるお洒落な螺旋階段 
 
今回久し振りに会ったら、『やっと業績も上向き、株価も一時の3倍になったので、やっと引き際に来たようだ』と言っていた。 
良かった。これで晩節を汚さないですみそうだ。 
 
みんなとの話はお決まりの昔話に始まり、最近は体の不調の話を通り越して、介護の話から、遂に今回はお墓の話まで飛躍してしまった。 
 
来年はニューヨークに行ってから50周年になるそうで、盛大なパーティをやりたいところだが、果たして何人がこの世にいるだろうか? 
 
お店の中 (オーガニック料理を出す) 
 
この日が私の古希の誕生日に当るので、幹事が私の為に大きなケーキを注文しておいてくれた。 
でも、みんなはワインをガブガブ飲むので、ケーキまでは到達せず、帰りに私は持たされてしまった。 
 
みんなは仲間がオーナーの銀座の老舗バーの「ダンボ」に行ったが、私は家でのお誕生日祝いが待っているので、先に帰った。 
 
家に戻ったら、女房の買った美味しそうなケーキがあった。 
 
クレヨンハウスの古希祝いケーキ 
 
(おまけの話) 
私がアメリカに居た頃には、豊かだったアメリカ人が私に親切にしてくれた。 
そのお返しをしようと思っていたが、結婚して子供が生まれて、少し落ち着いた頃から外国人留学生を家で預かるようになった。 
10年間くらいは続けたので、15人くらいは預かった。 
 
その中にアメリカ人留学生のMという男の子がいた。 
彼は非常に真面目なのは良いのだが、モルモン教徒であった。 
私は宗教には偏見は無いが、モルモン教徒の戒律には困った。 
 
表参道のグッチ (場違いなオヤジが何を見ている?) 
 
刺激のある食べ物は一切口にしてはいけないのである。 
コーヒー、カレー、コーラ、香辛料なでは駄目なので、女房は食事を作るのに苦労した。 
 
そのMが1年の滞在をして帰って行く時のことである。 
『このような素晴らしい家にホームステイ出来たことは、幸運だった。 
モルモンの神に感謝します』と言ったのである。 
 
そうじゃないだろー! 
我が家に感謝すべきだろうー。 
宗教に凝り固まると、こういうことになるから困るのである。 
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▼コメント(1)
名前:H.YAMA  2012.03.19 10:14:55
今年の夏、高校生の孫が、NYへ語学留学でなく、語学遊学?に行くことになった。NYに在住する従弟家族の監視のもとに、日本人の少ないという学校の寮に入って40日間ほどの生活を楽しむそうである。  
勿論、学費と生活費と渡航費用は、おじいちゃんが、少ない年金から捻出することになる。存在価値を発揮できるのは、こんな時である。孫への出費を躊躇することがない。  
この経験が度胸と外人コンプレックス排除に繋がることを、おじいちゃんは信じている。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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