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[2012.06.14]
■多摩川を歩く (第4回目)  
今回は福生駅からスタートである。 
改札口に集合したのは、5名だった。 
この日の天気予報は雨だった。でも、まだ降って来ない。 
 
前回まで参加の青梅市のS君が、福生駅に見送りに来た。 
また、今回は箱根ヶ崎から元材木屋経営のY君が奥さんと一緒に来ていたので、てっきり参加するのかと思ったら見送りだけだという。 
 
多摩川の左岸を歩く。(整備された公園がある) 


先ずは駅から多摩川まで歩く。 
この辺りになると、多摩川と青梅線が離れてしまう。 
だから、前回のスタート地点に行くまでに時間が掛ってしまう。 
 
最近はアユも川鵜が増え過ぎて、いなくなった。 
 
多摩川の左岸を歩く。 
この辺りは川幅が広く、土手の下の河原を歩くのだが、そこはよく整備されていて、綺麗な公園になっている場所が多い。 
 
あちこちに胡桃の樹がある。 
 
川との間にある雑木林には、鳥が運んだ種によって育っている木々があり、胡桃や桑の木も多い。 
桑の木は食べ頃の紫色の実を付けていて、近所の人達が桑の実を採りに来ている。 
 
地元の人が収穫してジャムを作ると言っていた。 
 
この辺りは今は寂れてしまった八王子、青梅という機織り産地が近いので、養蚕業が盛んだった。 
『その名残で、桑の木が多い』と博学のKくんが言っていた。 
 
落とした鍵 (でも上の方に吊るしたら、探す人は見えない) 
 
誰が落としたか、家の鍵が枝に吊るされて、持ち主を待っている。 
道路には雨に誘われて、カタツムリが歩いている。 
多摩川には五日市線、八高線、中央線の架橋があり、時折、電車が渡って行くのが見える。 
 
野草も梅雨時で花を咲かせている。 
 
モノレールが走って行くのが見えたら、もう立川は近い。 
2000年に完成した立日橋で、今回の旅は終りとした。 
そこからまた立川駅まで歩いたが、遠かった。 
 
多摩川に並行している残堀川の上を通過するモノレール。 
 
(おまけの話) 
最初の時から参加しているS君が、前回の時に少し様子が変だった。 
元気は良いのだが、声がかすれているので、彼の話すことがよく聞き取れないのである。 
 
自然が残されていれば、マムシも出るのである。 
 
こちらも年のせいで、少し耳が遠くなって来ているので、適当に相槌を打っていた。 
 
ある日、そのS君から電話が入った。 
『入院して手術をした。手術は成功だった。暫く静養するので、多摩川を歩く会はお休みする』と、言っているようだった。 
 
川底が現れている。この辺りではマンモス、クジラの化石も出た。 
 
相変わらず声がかすれているので、これだけ理解するのがやっとだった。 
私からは『健康を取り戻したら、また多摩川を歩く会に参加してくれ』と伝えたら、喜んでいた。 
 
カタツムリがノロノロと道路を渡る。 
 
最終目的地の羽田まで行く前になんとか復帰して欲しいし、S君以外に脱落者が出て欲しくない。 糖尿病になったY君は大丈夫かなー? 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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