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[2007.09.26]
■5時間10分の試合は長過ぎた
24日にK社長に誘われて札幌ドームに野球を見に行った。午前9時にカルチャーセンター駐車場に集り、バスで球場へ向かう。 
優勝マジックが点灯している日本ハム・ファイターズの試合とあって球場は満員である。 
相手は王監督の率いるソフトバンクである。 
 
入口でブルーとオレンジの色が裏表に塗られた宣伝の書かれた堅い紙を渡される。 
席に着くと弁当とお茶も渡される。至れり尽くせりである。試合は一進一退の好ゲームとなった。4万2000人が収容される球場では殆どが日本ハムのファンである。ソフトバンクの応援はわずかに0.5%にも満たない200人くらいだ。 
 
日本ハムの攻撃を迎えると大音響の音楽で渡されていたオレンジの紙をみなで頭の上にかざして揺らす。ラッパに太鼓に鐘と鳴り物が鳴り響く。それに応援歌が加わる。 
外人選手が登場するとバナナの風船を振り回す。何事かと思ったら、その選手の好物がバナナだというから可笑しい。 
 



私はどちらのファンでもないので静かに座っていたら、隣りのオバサンが『座ってないで立って!、立って!』と肩をつっ突かれた。仕方ないので立ち上って紙を丸めて、それを叩いた。K社長が『外野席に行くと面白いよ!』と言うので、行ってみる。 
 
そこでは殆どの観客が日本ハムのユニフォームを着ている。頭には被り物をしている女の子も多く、賑やかであることは尋常じゃない。試合は一進一退で9回裏に入り、日本ハムは惜しいチャンスを逸して延長戦となる。 
 
その後も緊迫した試合が進み、遂に12回を終り引き分けとなった。午後1時から始まった試合は延々と続き、なんと5時間10分の試合であった。 
 
 
普段も色々と疲れることをしているが、こんなに疲れたのは久し振りである。 
還暦を過ぎると、暑くて、うるさくて、人の多い場所は苦手になる。来年も誘われたら、どうしよう? 
むかしは『巨人、大鵬、玉子焼き』と言った。今の北海道では『日ハム、コンサドーレ、ジンギスカン』と言う。(嘘である)これは私の創作である。 
 
(おまけの話) 
試合が終り、観客は一斉に出口に向かう。我々もノロノロと連れだってバスに向かう。 
バスに乗ったところで係員が人数を数えた。そして出発である。しばらく走ったところでバスが止まった。そして動かなくなった。なんだか前の方がざわついている。『ジイサンが1人乗っていなかった』らしい。そんな馬鹿なことがあるのか? 
 
係員がタクシーを拾い球場へ戻っていった。30分くらいしてジイサンを連れて戻って来た。 
私の後ろの席に座ったので聞いてみた。『どうしたんですか?』。ジイサン『バスのところに行ったらバスがいなかった。困って球場の人にバスの添乗員の携帯に電話してもらった』ということだった。 
 
『来年はもう来ない』と言っていた。ジイサンが悪いんじゃない。 
午後9時に伊達市にカルチャーセンター駐車場に着いたが、係員は『降りる時はお忘れ物のないように願います』と言ったが、『お前に言われたくない』と思った。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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