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[2012.09.10]
■富士山に救われる 
このマンションに住む高齢者の為に、私は忙しいのに、また個人的にバス旅行を企画してしまった。 
今回も、中央区の高齢者の為の助成金をもらっての旅である。 
 
東名高速を行く 
 
春の房総半島バス旅行が評判が良く、参加者の多くが「また企画してー」と言うので、今回は富士山方面に行った。 
誰でも、人が喜ぶ顔を見るのは悪い気持ちはしない。 
 
山中湖で見付けた怪しい生き物。なんだろう? 


午前8時にマンション前をバスで出発した。参加者は37名だった。 
首都高速道路から東名高速道路を経由して、御殿場ICで降りる。 
ところが肝心の富士山が雲に覆われていて、全く見えない。 
 
山中湖・平野地区は秋模様 
 
篭坂峠を登って山中湖畔に出たが、やはり富士山は見えない。 
私の好きな場所の平野地区に行く。 
湖畔からは富士山の裾野だけが見える。 
頂上は見えないが、3分の2は見える。 
 
天気は良いが、富士山の頂上が見えない 
 
なんでも3分の2が見えれば、その場合は「見えた」というと思う。 
しかし富士山の場合は、頂上が見えないと「見えない」となる。 
そんな時の為にと思い、冬の綺麗な富士山の写真を用意しておいた。 
 
見えない時の為に用意した富士山の写真 
 
河口湖へ向かう途中で誰かが、『富士山が見えた!』と叫んだ。 
一斉にそちらを見たら、確かに頂上の雲が取れて右半分の富士山が見えたのである。みんなは大満足であった。私もそれで救われたのである。 
 
突然、車中から見えた富士山 
 
その後は順調に予定を消化し、ブドウ狩りとなった。 
私にとっては20年ぶりくらいのブドウ狩りだ。 
大きな1房をハサミで切り取る。 
 
食べ放題というが、巨峰の1房は食べ切れない。 
しかも木から採ったばかりの巨峰は、「冷えていない」のを忘れていた。 
文明生活に慣れてしまった我々は、自然の果物さえ冷えていると勘違いしていた。 
 
ブドウ狩りは巨砲。 
 
(おまけの話) 
河口湖で昼食となった。 
名物の「ほうとう」を食べた。 
食べ終って話をしていたら、急に呼ばれた。 
具合の悪くなった参加者が出たのである。 
 
勝沼ワイナリーの貯蔵庫 
 
用心の為に救急車を呼び、女房ともう1人が付き添いで病院まで行った。 
バスはその先の予定を消化する為に先を急ぐ。 
老人ホーム見学、ワイナリー見学、ブドウ狩りと予定をこなして中央道を戻って談合坂SAで休憩となった。 
 
最近は有名になってきた「勝沼ワイン」 
 
ところがバスの運転手が『タイヤの調子が悪いので、代替えのバスを呼ぶので、乗り換えて欲しい』と言う。 
これにはどうしようもなく、バスの中で待つ。 
 
やっと代替えのバスが来て出発したのは、2時間半も後だった。 
マンションに帰り付いたのは8時半を廻っていたので、12時間半の長旅であった。病院に同行した女房は、既に家に帰っていた。 
 
食べ放題でも、この1房は食べ切れない 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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