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[2007.10.18]
■高速フェリー『ナッチャン』に乗る
東日本フェリーが今年の9月から高速新造船のナッチャンを就航させた。 
青森と函館を1時間45分でつなぐ高速カーフェリーである。 
 
私達は伊達からの帰り道に八甲田山に寄って、紅葉を見てから帰る予定をしていたので、北海道から本州に渡るにはナッチャンが便利である。 
高速フェリー なっちゃん  
午前7時30分にトーヤレイクヒルGCを静かに去る予定でいたら、その前にRさんがコテージに来た。朝食を一緒にした後にRさんはキノコ採りに行ったので、我々はクラブハウスに行く。 
 
そこへYさん、Iさん、Oさん、そしてTさん夫妻がやって来た。そんなことをされるとなお名残惜しくなる。お見送りを受けてから、函館まではゆっくりと3時間で行く。 
 
ところが、桜の家の鍵を返すのを忘れていた。どうしたものかと迷ったが、名案が浮かんだ。 
それは虻田町の内科医師のIさんの病院に立ち寄って鍵を預けるという方法である。 
最後の最後に恥をかいてしまったが、これもいつものことだ。 


 
函館港に少し遅れて高速カーフェリー『ナッチャン』が入って来た。遠くから見ると魚の『エイ』のように見える。いかにも早そうだ。 
だが、如何せん料金が高い。我々はエクゼクティブ・ツインという一番高い客室を頼んだ。1時間45分で3万1500円である。客室は飛行機のビジネス・クラスと同じだ。 
 
この客室は90人の定員だが、11人しか乗っていなかった。ランチにサンドイッチとコーヒーのサービスが付き、また船内での売店の買い物券が2人で4000円分も付いて来る。それから考えれば、そうは高くないかもしれない。 
 
あっという間にフェリーは青森に着いた。そこから八甲田ホテルをカーナビに入れた。 
そして驚いた。カーナビの地図が函館を表している。だからどう行けばいいのか判らない。 
 
 
3分ほど待ったら、やっとカーナビが青森の地図を表した。函館から青森まで船で移動してしまったので、コンピューターがそれを理解していなかったのだ。 
私の車が古いのか、コンピューターというのはその程度なのかは判らない。 
 
(おまけの話) 
かなり前の話だが、娘の留学先を探す為に家族でスイスに行ったことがある。 
ローザンヌからレマン湖に出てみた。そこはウーシーという小さな港町だった。湖畔の小さなお城のホテルに泊まることにして、港に行ってみた。 
 
丁度、フェリーが出港するというアナウンスが聞こえた。 
時間があったので、家族3人でそのフェリーに乗ることにしたが、どこへ行く船かは知らないで乗った。どうせ、レマン湖の中だから、そう遠くに行くはずがないと思ったからだ。30分もしないで、船はレマン湖の向こう側に着いた。 
 
そこに来てみた判ったが、そこはフランス領のエビアンという町だった。 
あの飲料水のエビアンである。エビアンとは町の名前であることをその時知った。 
 
人通りの無い町を歩いて行くと、エビアンの工場があったので、窓の隙間から覗いていたら、会社の人が現れて、『どこから来たのだ?』と聞くので、『日本の東京からだ』と答えると、会社に招き入れてくれた。そこでお土産に飲料水や化粧水やエビアン・グッズをもらってしまった。小さな冒険も時には良いことも起きる。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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