■取扱い説明書は読んだ方が良い
機械物を購入すると必ず取扱い説明書というものが付いて来る。 だが、私は現役の時に機械製造業を経営していたので、機械には強いつもりでいるので説明書を読むことはあまりない。
特にデジタルテレビやDVDなどの映像物は説明書の代わりに画面を見ながら初期設定を行えるようになっているので、なおのこと読まない。
パソコンなどは極端で、ソフトの説明書など最初から付いて来ない。
5~6年前から使っていたミノルタの小型デジカメが遂に壊れてしまったので、
1月にビックカメラでニコンのCOOLPIX P5100というのを買った。
しっかりと写真を撮りたい時は一眼レフカメラを持って行くが、普段はポケットに入る小型デジカメを愛用している。
このCOOLPIXというカメラは優れもので、一眼レフカメラに引けを取らない程の高性能で、写した写真も違いが分らないほどだ。
買ってから3か月経つが特に問題は無かった。
ところが、先日、草津温泉に行った時に持参し撮影したら、連写とブラケッティングが上手く働かなくなっていた。色々とやってみたが駄目だった。
仕方なくその時は自動モードで撮影した。
帰って来てから新宿にあるニコンプラザに修理の為にカメラを持参した。
最近では珍しく買ったばかりの商品が故障した。こんなことは滅多にないことだ。
ニコンの係員が暫く私の持参したカメラをチェックしてしていた。そして、『これは故障ではありません。カメラのセットアップに問題がありました』と、なんとも恥ずかしい答えが返って来た。
家に帰ってから取り扱い説明書を出して読んでみたら、『同時に設定できる機能の制限』という項目に駄目な理由が書いてあった。
新しい商品を買ったら、やはり取扱い説明書は読んだ方がいいと思う。でも、あんな分厚い説明書は読んでも覚えていられないなー。
添付写真はニコンプラザから新宿・歌舞伎町方面を見たところです。ニコンは28階にあるが、23階に職安があるので、そこで降りる人が多い。
(おまけの話)
パソコンはその中にウインドウズのソフトが入っているのに、その説明書は無い。
ある時、私のパソコンに不具合が発生したので、メーカーの富士通に問い合わせた。すると、その回答に驚いた。『それはソフトの問題だと思うので、マイクロソフトの方に問い合わせて下さい』。
私は驚いて、『でも、私は富士通からソフトも含めたパソコンを買ったのですよ。もし、テレビやDVDを買って、メーカーに問い合わせたら、(それはOO会社のソフトを使っているので、OO会社に問い合わせて下さい)なんて言いますかね~?』と言ったら、さすがに富士通もこれはまずいと思ったらしく、『申し訳ありませんでした。調べて連絡します』と言っていた。
ウインドウズがソフトの内容の情報公開をしない為に、パソコンのメーカーも困っているし、アプリケーション・ソフトのメーカーも困っている。
マイクロソフトが世界で力を持ち過ぎたことによる弊害がこんなところにも出ていると思った。