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[2006.07.10]
■今年も里子に出されたラーちゃん
数奇の運命を辿ってウズベキスタンから我が家にやって来たのが野良猫のラーちゃんである。 
夏の間、我々が伊達市に来る時は車とカーフェリーを乗り継いで一緒にやって来る。遠いウズベキスタンから来たことを思えば、このくらいの旅はなんでもない・・・と私は思うがどうかな? 


コテージでは猫が飼えないので、昨年同様に町中のMさん宅に預 
かってもらう。 
Mさんは東京での殺人的な仕事を切り上げて、のどかな伊達に戻り奥さん1人と犬2匹と猫2匹と暮らしている動物大好き人間である。 
仕事は市内の伊達信金本社前のビルの3階でペット関連商品の販売をしている。 
 
我が家のラーちゃんはウズベキスタンの育ちなので、Mさん宅の育ちの良い猫達とは猫語も違うらしく、話が通じない。 
昨年は3ヶ月の間に遂に仲良くなれないばかりか、居候のくせに本宅の猫達を苛めるのだ。そんなことを心配して今年はラーちゃんだけが隔離されて独房で生活することとなった。 
 
Mさんに案内されたのは外から出入りの出来る個室だった。2畳ほどの広さで快適そうだ。 
我々の為にMさんは外からその部屋にだけ入れる鍵を渡してくれた。 
東向きの明るい部屋だが、反対側は大きなガラス窓となっていて、そこから大型犬のボルゾイが吠え立てる。 
 
 
怯えきったラーちゃんは持参した猫入れから出て来ない。 
この先、3ヶ月間をどう過ごすのか興味深々である。 
1週間に1回は見に行ってやろう。 
 
上写真はラーちゃんで、新聞を折った三角の部屋が大好きで、ここに入ると落ち着くという変な猫である。好物はホタテ貝と甘いアンコである。 
MさんのHPです。ご覧下さい。 
T&DoGoods  
 
去年のラーちゃん  
(おまけの話) 
大洗港から乗った商船三井のカーフェリーに付いていたエレベーターはシンドラー製であった。『いま問題になっている機種とは違います』なんて変な言い訳の張り紙があった。 
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▼コメント(3)
名前:m姫  2006.07.14 17:42:41
早速、ラーちゃんの「生い立ち」公開コメントありがとうございます。数奇な流転の人生ですね。新聞三角ハウスが好きなのも頷けます。ハイ。先日サイクリングロードを散歩しておりましたら、首輪を付けて「猫」を散歩させているお婆ちゃんと遭遇しました。猫は少し気恥ずかしげで、困った顔をしていました。果たして犬の様に  
喜びなのかしら・・・?と、クビを傾げてしまいました。奥様の「オスは下品・・・」発言は、哲学的ですね。クスっと笑えます。野良だったラーちゃんは、今は  
幸せそうなので、私まで嬉しくなりました。  
 
名前:橋本忠男  2006.07.14 16:49:56
m姫さんへ。ラーちゃんの説明です。ラーちゃんは6歳の雌猫です。私の甥が数年前にウズベキスタンに商社マンとして駐在していました。その時に町で拾った野良猫です。帰国に際して可哀想で連れ帰ったのですが、外国出張が多く、餌もろくにやれない状態を見かねて我が家で引き取りました。ペット禁止のマンションで昼間も真っ暗闇の中で密かに飼われていました。そんなことからストレスが溜りデブデブになり、今は6キロの体重です。特に腹のたるみは中年おばさんの比ではなく、垂れ下がっています。我が家に来て2年と少しですが、段々と我が家の家風にも慣れて、品も良くなり、顔付きは野良猫だった過去を感じさせません。昨日も面会に行きましたが、我々を見付けると悲しそうな声で擦り寄ってくるので、帰る時は涙なくして帰れません。ウズベキスタンから東京へ、そして北海道へと、人の一生も分かりませんが、猫の人生ならぬ猫生も分からないものです。女房の意見では、動物も人間もオスは下品であるということです(笑)そんなわけで女房はメスのラーちゃんを猫っ可愛がりです。 
名前:m姫  2006.07.14 10:48:14
ハートを撃ち抜かれました!勿論、「ラーちゃん」の可愛さにです。ラーちゃんの生い立ちや出会いを少し、書いて頂けたら、とても嬉しいです。私は、無類の「生き物好き!」で、ジャンルはないのですが、野生動物を偏愛しています。勿論、人と暮らしている動物も文句なく  
愛らしいですよね。最近アニマルセラピーなども認められてきていますが、やはり、生き物好きの「人」だけに  
効果があるのでしょうけど。私は「毛」の生えた動物に触れると、3日間は心がホクホクとして機嫌良く暮らせる体質です。(幸せ!)どうぞ、ラーちゃんへの、面会日を増やしてあげて下さい。ファーマー的な生活はとても、楽しそうで羨ましいです。腰のストレッチのイナバウアーは笑ってしまいました。お気を付けて畑仕事に励んで下さいね。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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