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[2008.07.18]
■今では危険な北海道の習慣
私は毎朝、ゴルフ場のロビーでパソコン通信をやっている。コテージでは通信が出来ないので、少し不便なのだが仕方ない。 
ある日のことである。ロビーでA建設のA社長に出会った。 
 
彼はその日の月例杯に出場するつもりのようだ。 
『橋本さん、我が社のモデルハウスを見に来ませんか?』と言われた。 
私の女房はモデルハウス見学が大好きだ。 
女性は誰でも好きだと女房は言うが、本当かなー? 


カルチャーセンター裏の住宅街としては一等地にそれはあった。A建設の建てたモデルハウスは見た目は普通だ。 
 
 
ところが中に入ると白を基調にしたこじんまりとした若夫婦向けの家で、インテリアはプロのコーディネーターを使っているので、ヨーロッパからの輸入品をふんだんに使いモダンで、小道具類がお洒落である。 
結局、家というのは人に見せる為の物ではなく、住む人の物なので、中がどうなっているかが一番重要だと思う。 
 
ところが北海道では建築業界に信じられないような習慣がある。 
新しく注文住宅を建てた場合でも、家は施主に引き渡す前に建築会社がPRの為にオープンハウスとして公開するので、誰でも見ることが出来る。 
 
私の常識では考えられないことだ。 
新築の家の間取りやプライバシーを全て見せてしまうのであるから、泥棒にとってはこんなにありがたいことはない。 
 
また、A建設のモデルハウスはオール電化であったが、普通の家は暖房に灯油を使ってる。 
その灯油を貯蔵するタンクは家の外に無防備に置いてある。これも見ていても、ヒヤヒヤする。 
 
東京ではすぐに灯油を盗まれるか、放火をされてしまいそうである。 
北海道も既にあらゆる面で東京化が進んでいる。 
従って、犯罪も東京と同じようになって来ていると思う。 
灯油タンクの安全確保、引き渡し前の注文建築の見学中止を建築業界としても考えた方が良いと思う。 
 
(おまけの話) 
モデルハウスを見に行った時のことである。 
ドアに付いているインターフォンを押して返事を待った。 
返事がない。そこでもう一度押した。それでも返事がない。 
 
仕方ないのでドアを開けてみたら、向こう側に人がいた。 
後で聞いたら、『北海道の人はインターフォンを押すと同時に家に入って来るので、どうしたのかなー?』と思い、入って来るのを待っていたと言う。 
これじゃ、インターフォンの意味がない。 
 
テレビ画面付きのインターフォンも家には普通にあると言う。 
では、それは何の為に使うのか? 
北海道では普通の家は鍵を掛けないというが、もうそんなことをしていては危険な時代になっていると思う。 
伊達の皆さん、家に居る時でも、ドアには鍵を掛けよう。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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