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[2006.07.17]
■バイオコルト台ってなに?
コテージから15分くらい車で走ると壮瞥町にあるM観光果樹園に着く。北の海記念館の少し伊達寄りのところに『バイオコルト台』となにやら怪しい看板が出ている。ここのサクランボは大きくて美味しい。 
 



オヤジさんは本業はタクシー会社の社長だが、サクランボのシーズンだけは、こちらに専念している。ここの娘さんがバアチャンで有名なS農園の長男に嫁いでいる。 
 
先日、Mさんに電話してみた。この長雨と寒さで生育が心配だ。 
『今年のサクランボの状況はどうですかー?』 
Mさんは『大丈夫ですよ。10日頃がいいかな』との答えだった。 
 
彼の作るサクランボは接ぎ木してある根元が『コルト』という木を使っていて、強烈に栄養分を地下から吸い上げるので、驚くほどの数のサクランボが生る。まるでブドウのように生る。 
 
バイオは今の流行から取ったのか、また台は台座を意味しているようだが、詳しくは悪いので聞いていない。でも、看板を見た人は意味が判らないが、なにやら良さそうには感じられる。それが付け目かな? 
 
ここで育てているのは佐藤錦、南陽、月山、香夏錦などである。 
私は特に南陽が好きだ。佐藤錦より大きく、皮が少し硬くて歯ごたえが良い。8月初旬まで楽しめるが、近くの農園よりかなり割高だ。 
 
 
でも、それに余りある美味しさである。月山(がっさん)は珍しいサクランボだ。色が黄色い。私の地元の作詞家の星野哲郎が書いて、初めて世に出た曲が『黄色いサクランボ』という曲だった。当時は黄色いサクランボは無かったと思う。作詞とは嘘を書くのだと後で知った。 
 
サクランボの季節は猫の手も借りたいほどの忙しさだ。 
農民に憧れている私は早速、手伝いを申し出た。 
雨が止んだので、12日の午前中に果実園に行く。 
ざっと手ほどきを受けて、すぐに作業に取り掛かる。 
 
脚立の上に乗って、腰に下げた籠に程よい赤さのサクランボをもぎ取って入れるだけだ。その時、木を痛めないようにヘタを上に持ち上げる。 
大して難しくはない。誰でも出来る。時々、サクランボを盗み食いする。 
『あまり沢山食べると腹を壊すよ』と、Mさんに見透かされている。 
 
サクランボはハウスの中で育てているので、午後から晴れて来たために暑くて中に居られない。俄か農民はこの辺が弱い。 
Mさんがお客さんと話しているのを幸いに、途中でリタイアして帰って来た。 
 
 
 
(おまけの話) 
昼食にMさんの奥さんにご馳走になった玉子焼きが美味しかった。 
奥さんは、先日の私の『手伝いに来る』という約束が守られるとは思っていなかったと言っていた。  
『男に二言は無い』のだ。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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