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[2008.08.14]
■ジャガイモの収穫で泣く
ジャガイモのツルが枯れるとそろそろ収穫の時期である。 
ところが、イコロ農園のジャガイモのツルがもう枯れてしまった。3週間くらい早いのではないかと思う。 
そこで天気の良い日を見計らって試し掘りをしてみることにした。 


その日は計画中の炭焼き窯の基礎工事で生コンを頼んであるので、午前8時にイコロ農園に行く。珍しく女房も一緒に行くと言う。 
彼女は農作業は嫌いで付き合わないが、収穫だけは好きなようだ。これじゃー、いいとこ取りである。 
 
 
7列で40メートルくらいのジャガイモ畑には、それぞれプラスチックの札が立ててあり、ジャガイモの種類が分かるようになっている。 
私は炭焼き窯の工事に掛かっていて、女房はジャガイモ掘りである。 
時々、知り合いがイコロ農園にやって来るが、女房の作業姿を見て、『デメンには見えないなー』と言っている。 
彼女はその言葉になぜか安心している。それが可笑しい。 
 
30キロくらいの収穫を終えて、それをネコで小屋に運ぶ。 
ここで2~3日、乾燥させてから女房は東京の友人達に送るそうだ。 
試しに持ち帰ったジャガイモを茹でて、イカの塩辛をのせて食べたら磯と畑の香りがした。これが北海道方式である。 
 
 
(写真の説明) 
写真の左からメイクイーン、男爵、レッドアンデス、北アカリ、インカの目覚め、洞爺である。 
 
(おまけの話) 
収穫を終えたジャガイモを倉庫に入れておいた。 
2~3日経ってからジャガイモを見たら、なんだか変だ。 
ところどころに白い斑点が出ている。 
更に翌日に見たら発酵して、クリーム状になっているものがある。 
 
近所の農家のKさんとIさんが心配そうな顔をしてやって来た。どちらの農家も同じ症状が出ていると言う。 
これは無農薬農業の宿命とはいえ、大変なことが起きてしまっている。 
今年の無農薬栽培をしている農家のジャガイモはほぼ全滅である。 
努力が報われなかった時の農家は辛いことを実感した。 
 
農業改良普及センターに行って聞いてみた。 
『これは雨の後の異常な高温がカビを繁殖させてしまったのです。農薬を全く使わないというのはこんなこともあるのです』との回答だった。 
来年は減農薬でやった方がいいのか悩んでいるTさんである。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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