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[2008.10.20]
■無人駅で夕陽を見る(伊達版)
年をとると夕陽が好きになる。 
若い頃はそんなことはなかったと思う。 
人生の終りに近付くと、ギラギラと輝く太陽よりも、静かな夕陽が好きなる。 
立香山に登ると、我々が伊達に来たばかりの6月の中旬頃は太陽はウインザー・ホテルの右側に落ちる。 
それが段々と左にずれて行き、10月の帰る頃には有珠山よりもかなり左へ落ちるようになる。 
そうなると、夕陽撮影はあまり面白くなくなる。 


その頃になると海に沈む太陽が美しくなる。 
伊達から海岸線の道を室蘭に向かうと道路から海が見えるようになる。この道は室蘭本線と並行している。 
伊達紋別駅の次は北舟岡駅である。 
この駅は無人駅で鈍行列車しか止まらない。 
 
夕食の前に北舟岡駅に行ってみた。 
プラットホームに上がり海を見る。 
海岸線が線路の間際まで来ている。 
以前は100メートルも先にあった海が、今はすぐそこになってしまった。 
 
誰も居ないと思ったら、中年女性が1人だけいた。 
彼女が話し掛けて来たので、色々と話してみる。 
この女性は群馬県から親戚を訪ねてここへ来ている。 
あまりに夕陽が綺麗なので、ここに毎日来ているということだった。 
 
 
遠くに伊達の町明かりが見える。 
その右手に有珠山と羊蹄山がシルエットとなって見える。 
伊達方面からライトを点けてスーパー北斗がやって来て、札幌方面に走り去って行く。 
幻想的な風景の中で暫く時間を過ごす。 
 
 
なぜか、夕陽は人の心を癒してくれる。 
そう感じるのは私だけか? 
こんなに素晴らしい光景を伊達の人達が見に来ないとは勿体ない。大自然が与えてくれるトワイライト・ショーである。 
 
(おまけの話) 
この辺りの人達は身の回りに自然が山ほどあるので、自然の有難さをあまり感じていない。 
私はゴルフをしても、そこにある風景に見惚れる。 
今の時期ならなら、どこでも見られる真っ赤なナナカマドにも感動する。 
 
私の東京の友人は北海道の霧多布湿原の保全運動を行っている。 
東京を中心に全国で基金を集めて、湿原の中にある個人所有の土地を買い取る運動をしている。 
これをナショナル・トラスト運動という。 
そして、この素晴らしい霧多布湿原を永久に保全しようとしている。 
 
自然というものは、そこにある時には気が付かない。 
無くなってみて初めてその大事さが分かる。 
でも、それでは遅過ぎるのである。 
東京からここへ来ると、いつも自然の有難さを感じている。 
伊達の皆さんも自分の周りの身近な自然に感謝しましょう。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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