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[2019.02.06]
■節分に桃をまく  
「節分に桃をまく」の話は(おまけの話)に譲るとして、ここでは節分の話である。 
 
ここへ越して来る前は、節分に神社に行ったことはあまり記憶に無い。 
覚えているのは府中の大国魂神社に1回だけ行ったことがあるが、それも引退前後のことだった。 
子供の頃は家で「福は内!鬼は外!」とやっていたが、それもいつの間にかやらなくなった。 
 
今年の私は「神田明神のこころ」という本を読んでから行った。 


勝どきに越して来てからは暇人なのと、この辺りが珍しいので、節分にはあちこちの神社に写真を撮りに行くようになった。 
今までに節分の時に行った神社とお寺は富岡八幡宮、住吉神社、波除神社、鉄砲洲神社、深川不動尊、増上寺であるから、ここへ越して来て7年目ということを考えると、毎年行っていた計算になる。 
 
神田明神の正面の神殿。 
 
 
ただ最近の神社の「豆まき」は衛生面と危険防止を考えてらしいが、袋に入れた豆をまく神社が多く、なんとも味気ない。 
ここからも遠くない富岡八幡宮は有名人も多く来て豆まきをするので、 
2年前の節分に行って写真を撮った。 
 
この神社は豆をバラバラとまくので、迫力もあるし絵になる。しかし2017年12月に神主の殺人事件があった為に、なんとなく足が遠のいている。 
 
あまり知らない芸人が出て来て、「エイエイオー!」と叫んでいた。 
 
 
今年はどこへ行こうかと悩んだが、混雑を承知で「神田明神」へ行ってみることにした。神田明神は正式名は「神田神社」で、JR御茶ノ水駅から歩いて10分くらいのところにある。 
 
今年の節分祭は日曜日と重なったので大混雑が予想されるので、1時間30分前に現地に行った。 
まだそれほど人出はなく、一番目の場所を確保できた。 
 
女子プロレスの演技。床が木なので、投げられた選手が腰を痛めたようだった。 
 
 
豆まきは午2時20分ころからだとアナウンスがあったが、1時間以上も立ってただ待つのは辛い。 
すると豆まきの前にイベントのお知らせがあった。 
 
物まね芸人が5人、ミス千代田区、女子プロレス3人、歌手1人の10人が舞台に上った。アントニオ猪木の物まねの「アントキノ猪木」しか知らない。後は全く無名の芸人である。 
 
 
神門から木遣りの先導で年男、年女は入場する。 
 
 
芸人のパフォーマンスが終り、神門から木遣りの先導で年男と年女が入場して来た。 
本殿でお祓いが終り「くす玉割り」があって、やっと豆まきになった。 
やっとの思いで1個だけ帽子で受けたら、それはお菓子だった。 
 
最近は衛生面と豆を拾う時の危険を避けるために、袋入りの豆をまいたり、お菓子をまく。なんだか情緒も無くなり、つまらない。 
来年はもう行かないかも・・・。 
 
裃姿の年男が袋入りのお菓子をまく。 
 
 
「スーパーで買った豆はお祓いをしていないので、邪気は祓えない」という話は(おまけ)に書いたが、それではと思い波除神社に豆を買いに行った。 
 
ところが残念ながら神社で売っていなかったので、仕方なくスーパーで国産豆を選んで買った。そして銀座の宝童神社に行って、自分でお祓いをして節分に家族で部屋にまいたのだった。 
 
私はお菓子を1つ確保したので、それで終りにして家に帰った。 
 
 
(おまけの話) 
「節分になぜ豆をまくのか?」と改めて考えたことはなかったが、YOUTUBEでその理由を聞いて驚いた。「虎ノ門ニュース」というネット番組があるが、その中で明治天皇の曾孫の竹田恒泰氏がその理由を話していたのが面白かった。 
 
竹田氏によると、【節分に豆をまくのは、本来は桃の代りです。桃は別名を仙果とも言って仙人の果実と書きます。】 
 
スーパーマーケットでは枡入りで148円というバカ安で売っていた。 
でもこの豆じゃ、邪気は祓えない。 
 
 
【桃は邪気を払う食べ物と言われてます。桃の節句(3月3日)に桃を飾るのも、桃に邪気を払う力があるとされたためです。鬼退治の桃太郎は鬼の邪気を振り払うということにつながっています。イザナギノミコトが、黄泉の国からの追っ手を振り切る際に桃を3個投げて撃退した事から桃には邪や魔を払う力があるとされています】 
 
銀座の宝童神社で、スーパーで買った国産豆を自分でお祓いした。 
 
 
【節分は桃の無い季節ですし、桃を投げたらベチャベチャになってしまいますから桃の代わりに豆をまくようになりました。その為に神社で神主さんが祝詞をあげて、「桃の霊力をこの豆に授けて下さい」と唱えているそうです】。 
 
ですから、デパートやスーパーで買った豆には邪気を払う力は無いので、「福は内、鬼は外!」 と大声で言って豆をまいても効果は無いそうである。 
 
宝童神社の向かい側には伊達市出身の芸術家の作品のサルが2匹、座っている。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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