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[2019.02.18]
■私と酒 
今回は今までの1600回くらいのブログで、初めて酒の話を書く。 
それは私が酒好きだからではなく、私の住む中央区からの案内で郷土天文館で酒に関わる展示が行なわれたからである。 
 
その展示の題名は「お酒と遺跡」で、中央区から出土した酒に関する土器と昔の酒器の展示会を見に行った。 
 
中央区の「お酒と遺跡」の展示物から。 


私は成人に達しても体質的に酒を飲めなかったので、酒飲みの気持ちが分からないのが困る。 
酒を飲んだ経験はあるが、どうも私の体には合わなかったようだ。 
 
飲むとどうなるかと言うと、急性アルコール中毒状態になる。 
下手をすれば死ぬ。 
現役の時は仕事で酒を飲む場所に出る機会はあったが、それでも宴席でも酒は飲まなかった。 
 
 
 
昔と違って酒飲みもマナーが良くなり、「俺の酒が飲めないのか?」なんて絡むことも無くなったのは助かった。最近は自分のペースで飲む人が増えたので、相手に酒を注ぐことも少なくなったようだ。 
 
私が社会に出た頃はまだ外で酒を飲むと、飲み屋の料金が高かったのだと思う。だからその頃の酒飲みは色々な機会を捉えては、タダ酒を飲みたがった。 
 
 
 
中小企業ではオヤジが社員に酒を飲ませ、適当なことを言っておだてて働かせていた。そんな昔の話だが、私のオヤジの会社でも給料が入ると、深酒をし二日酔いとなり2~3日は出勤しない社員もいた。 
 
私のオヤジも酒を飲まなかったので、そんな社員にさぞ腹を立てていただろうと思う。中には酒だけでなく、競輪に行ってしまっていた。 
そして、そこでも酒を飲むのである。 
 
 
 
同級生の実家は酒屋だったが、店の中で労働者に立ち飲みをさせていた。彼らは売り物の味噌などを勝手に樽から指ですくって、舐めていたのを見たことがある。 
 
その頃は安い飲み屋も少なく、居酒屋などは労働者には高根の花だったのかもしれない。その同級生も酒を飲まない。 
商売道具を飲んでしまったら、キリが無いと自覚していたのかも。 
 
 
 
酒は「百薬の長」なんて言われているが、度が過ぎれば体にも悪いし周りにも迷惑を掛ける。 
でも酒飲みは酒を止められないらしく、駅の近くには必ず多くの安い居酒屋がある。 
 
そこで少しだけ飲んで帰る分には構わないが、飲み過ぎて道路に寝て車に轢かれたり、車を運転して将来のある若者の人生を壊してしまっているバカもいる。 
 
 
 
会社の忘年会などで、「今日は無礼講です」なんて幹事の言葉を真に受けて、社長に日頃のうっ憤をぶちまけてしまうバカもいる。 
私は酒を飲まないから分かるが、無礼講なんて信用しては駄目だ。 
 
酒を飲んだ時こそ、その男の本性が現れるのを社長は知っている。 
今になって思うと酒の上での失敗も無かったので、酒が飲めなかったのは良かったのかもしれない。 
 
 
 
(おまけの話) 
酒の対極にあるチョコレートの話である。 
2月14日はバレンタインデーで、なぜか日本では女性から男性にチョコレートをプレゼントする。 
 
この習慣はどうやら日本と韓国だけらしい。他の国では逆に、男性が女性に花束をプレゼントしている。 
そもそもこんなバカな習慣を日本に広めたのは、日本のチョコレート・メーカーである。 
だから韓国人オーナーのロッテも、それを商売の為に韓国に持ち込んだのであろう。 
 
女房から「高いのよー」と言われ、なかなか食べられないチョコレート。 
 
 
私の現役の時は、私は会社で女子社員がチョコレートを配るのを禁止した。安い給料から義理でチョコレートを買ってプレゼントするなんて、本当に気の毒と思ったからだ。 
 
そもそもバレンタインデーなんて、キリスト教の行事なんだから仏教徒の日本人には関係ない。 
なんでも受け入れてしまう日本の柔軟性もいいけれど、それでも節度は必要だろう。 
 
 
中身より箱の方が立派なチョコレート。 
 
 
・・・・と思っていたら、女房と娘が私にチョコレートをプレゼントしてくれた。けっこう高価な外国産のチョコレートだが、悲しいかな、もったいなくて食べられない。 
 
女房も私の考えが分かっていて、おまけに安いロッテ・アーモンドチョコレートを付けてくれた。これなら安心して心置きなく食べられる。 
情けない男だと、自分でも思った。 
 
ネコも枕にしてしまう安いチョコレートの方が私には向いている。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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