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[2019.04.23]
■コンクリートジャングル
以前に住んでいた小金井や、夏の間に滞在していた伊達市はどこでも土が見えた。ところが中央区に引っ越して来たら、まるで土が見えない。 
 
時々、私は考える。 
「その内に土の中の何者かが反乱を起こしてコンクリートを突き破って出て来て、私達を襲うのではないか?」と非科学的なことを考える。 
 
「鶴の噴水池」、新緑の中の鶴の噴水。 


むかしヒットした歌謡曲に「コンクリート・ジャングル」という曲があった。都心に住んでいると、本当に東京はコンクリート・ジャングルだなーと思う。 
 
東京よりもっとコンクリート・ジャングルなのが大阪である。 
仕事で大阪に出張して東京に戻ると、緑が多くホッとしたものである。 
 
Kさんの写真は逆光で噴水の飛沫が光っていたが、私の場合は条件が合わなかった。 
 
 
5月の10連休の前に、都会の緑と安らぎを求めて日比谷公園と亀戸天神を徘徊した。最初は日比谷公園である。 
 
先日のマンションのデジカメクラブの会合で、Kさんが撮影した日比谷公園の夕方の鶴の噴水の写真が素晴らしかった。私ならもっと上手に撮れるのではないかと思って、カメラを持って出掛けて行った。 
 
ネモフィラが真っ盛りだった(日比谷公園)・・・4月20日。 
 
 
噴水広場に行くと、「パエリア・パスタ祭」というのをやっていて、大層賑わっていた。私は松本楼の横を通り、鶴の噴水池に向かう。 
 
丁度、陽が落ちるところで絶好のシャッター・チャンスと思われた。 
何枚か撮影してみたが、Kさんの写真のようにならない。 
仕方ないので次にKさんに会ったら、もっと詳しく条件を聞いて出直そうと思った。 
 
小さな花は大量にあると美しい。 
 
 
日比谷公会堂の方へ行ってみたら、屋外大音楽堂で若者向けのコンサートをやっているらしく、大音響が外まで聞こえた。 
 
隣の日比谷図書文化館で「アートになった猫たち」という企画の案内パンフレットを見付けた。 
これは猫好きの私には面白そうなので、割引券をもらって帰る。 
ゴールデン・ウィークが終ったら、見に来よう。 
 
「アートになった猫たち」のポスター(日比谷図書文化館) 
 
 
そこから帝国ホテル方面に向ったら、一面の紫色の花壇が見えた。 
近付いてみたら、ネモフィラの花だった。 
ネモフィラと言えば、茨城県の「ひたち海浜公園」である。 
車のある頃は、2度ほど見に行った。 
 
これとは規模では比べようも無いが、それでもここも美しい。 
チューリップも植えてあり、コンクリート・ジャングルの都会で心を癒してくれる貴重な場所である。 
 
ネモフィラの向こうに松本楼が見える。(日比谷公園) 
 
 
今年の5月のゴールデンウィークは「10連休」である。 
「毎日が日曜日」の私には、これは困る。なぜなら休日は働く人たちの迷惑にならないように、私はなるべく外に出ないようにしているからだ。 
 
5月1日から新年号の「令和」が始まる。 
4日には新天皇の皇居一般参賀に行く予定だ。またも忙しくなる予感がする。 
 
チューリップも真っ盛りだった。(日比谷公園) 
 
 
(おまけの話) 
友人と2人で行った「亀戸天神の藤まつり」の話は面白くないので、写真だけで別の話題にする。 
 
私の以前に住んでいた家には、少しばかりの庭があった。 
そこで家庭菜園の真似事をしたが、殺虫剤を使わないので、みんな虫に食われてしまった。 
 
朝起きてパジャマ姿のままで割り箸で畑の芋虫を取り除くのだが、翌日になるとまた芋虫がいた。一体、どこから沸いて来るのか不思議だった。 
 
亀戸天神の藤棚の向こうに赤い太鼓橋が見える。 
 
 
野鳥も良く来た。スズメはエサ台を作っておいたので、部屋からエサを食べるスズメが見えた。 
柿のシーズンになると、どこからともなく尾長が来て熟れた柿を食べていた。 
 
私は追い払おうとするのだが、女房は「鳥にも分けてあげなさいよ」と言うので、殆ど鳥に食べられてしまった。 
実のなる木には「ゆすら梅」、「柚子」、「胡桃」、「小梅」、「ザクロ」、「梅」などがあったが、それは鳥も食べない。 
 
藤棚の後方に東京スカイツリーが見える。  亀戸天神の主のカメ。 
 
 
カラスが20羽以上も家の前の電柱と電柱の間の電線に留まり、不気味な視線を私に向けていた。暗くなりかけた時間帯になると、コウモリがネグラに戻るために何匹も空で舞っていた。 
 
屋根裏にも訪問者がいたようだった。時々、天井裏を何者かが走り回るような音がした。ネズミかと思ったが、テラスに残された糞からハクビシンだと分かった。 
 
狭い庭だったのに自然が豊富で、現在の住まいのコンクリート・ジャングルとは大違いだった。 
 
今年の藤は満開には少し早かった。(4月21日) 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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