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[2019.05.22]
■都電荒川線のバラ
 
日比谷公園に行ったら、バラがとても綺麗に咲いていた。 
そこで気が付いた。そろそろ都電荒川線のバラも見頃だろう・・・と。 
ホームページを開いたら「都電バラ号を運行」と出ていた。 
それなら「バラ号」に乗ってみようと思い、6月20日に出掛けて行った。 
 
都電「三ノ輪橋駅」・・(荒川線の終点で、すぐに折り返す)。 


最近は時間を持て余しているので、以前のように最短時間の経路で行くのではなく、シルバーパスを使い無料で行ける都営交通を使うことが多くなった。 
 
今回は大江戸線の「勝どき駅」から「春日駅」に出て、そこから三田線に乗って「巣鴨駅」で降りた。 
電車の経路探索の「EKITAN」で調べたら、なんとこの無料コースが29分で一番早かった。 
 
都電「荒川線」の両側はバラの花が植えられている。 
(手前が荒川車庫前駅、遠くに見えるのが荒川遊園地前駅) 
 
 
地下鉄「巣鴨駅」を出て、巣鴨地蔵通り商店街を歩く。 
巣鴨地蔵通り商店街は「お婆さんの原宿」と言われて久しいが、最近は若者も来るようになった。「怖いもの見たさ」かもしれない。 
 
なぜか、外国人観光客もかなり来ているのには驚いた。 
商店街を早足で抜けて、都電・荒川線の「庚申塚駅」に向かう。 
 
「王寺駅」と「飛鳥山駅」の間は一般道を走る。(写真はバラ号) 
 
 
途中で都電運行情報サービスに電話して、現在の「バラ号」の運行状況を聞いてみた。 
この日はバラ号は1車両が運航中だそうで、庚申塚駅には11時36分の早稲田方面行きが来ると分かった。 
 
来るまでしばらく時間があるので、駅にあるお茶屋で休む。 
やっと来た「バラ号」は大した車両じゃなかった。待ってまで乗るほどの価値は無かった。 
 
「荒川遊園地前」を走る都電。 
最近は洒落て「東京サクラトラム」と命名された。 
 
 
そこで都電を途中駅で降りたり乗ったりしながら、終点の三ノ輪橋まで行った。そこでランチとして、もと来た方向に戻り、「荒川遊園地前」で降りる。 
 
ここから隣駅の「荒川車庫前」までが、バラの花が一番多く、また綺麗な撮影ポイントである。 
都電は5分おきくらいに次々とやって来るので、あまり待たないで写真が撮れる。 
 
「荒川車庫前」駅そばから撮影。(色々な車両が走っている) 
 
 
今回はバラの見頃なので、車内はガイドブックを持ったオバサンで満員である。中華系の個人観光客も乗っている。 
今では荒川線は外国でも有名らしい。 
 
カメラジジイもいる。私はなるべく目を合わさないようにしている。 
彼らはバラに慣れていないらしく、撮影ポイントの荒川遊園地前で降りなかったので助かった。 
 
荒川遊園地駅近くを走り抜ける都電。 
 
 
都電に乗ると気が付くことがある。 
それは電車なのに交通渋滞に巻き込まれるということである。 
普通は線路には踏切があり、車や人は電車が近付くと遮断機が下りて電車の通過を待つ。 
 
それは「当たり前」と、特に深くは考えずにみんなそう思っている。 
ところが都電は交差点に差し掛かると、信号待ちをする。私の乗った都電も飛鳥山辺りで車の渋滞に嵌ってしまった。 
その時、私は「なんかいいなー」と、変に嬉しく感じたのであった。 
 
都電「荒川車庫前駅」 
 
 
(おまけの話) 
今回の都電・荒川線のバラ号の旅で、3回のグルメを体験した。 
まず最初は庚申塚駅のお茶屋「いっぷく亭」であるが、ここは非常に珍しい店である。都電の駅構内に店があり、ホームからだけしか店に入れないが都電は改札口が無いので誰でも入れる。 
 
バラ号を待つ間に「いっぷく亭」で休み、「おはぎセット」を注文し店内からのんびりと都電の到着を見ていた。 
ここにいると昭和を身近に感じて、世間の喧騒が忘れられる。 
 
「おはぎセット」・・・470円(いっぷく亭) 
ホームに入って来た都電が見える。 
 
 
昼ご飯は都電の終点の三ノ輪橋駅の珈琲館で食べた。 
この店は駅のホームに隣接していて、一段低くなっている場所にある。 
都電が到着すると、店で座っている自分の目線より高い位置に電車が入って来る。 
スパゲッテイを食べながら、都電の到着を見るのも不思議な感じだった。 
 
「キノコの醤油味スパゲッテイ」・・・770円(珈琲館) 
都電を降りた人から、店の中が良く見える。 
 
 
最後は巣鴨地蔵通り商店街の中にある、和菓子と食堂の店「巣鴨園」である。とげぬき地蔵をお参りした後に、バアさん達はこの店でお昼と和菓子を食べる。 
 
今どきの店とは違い昭和の香りを漂わせていて、高齢者には安心して入れる店だ。私はおやつに「あんみつ」を食べたが、驚くことに銀座の値段の半値以下であった。 
 
「あんみつ」・・・500円(巣鴨園) 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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