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[2019.07.25]
■囲いの中の風景  
 
誰でもだと思うが、囲いがあると中を覗き込みたくなるものである。 
大抵の場合は囲いの中は工事中であると分かっていても、なぜか覗きたくなる。 
 
私の親戚のオジサンは近くで工事があるとそこへ出掛けて行って、飽きもせずにズーと見ていた。私は子供心に「ジイサンは工事が好きなんだ」と思っていた。 
 
北東方向の高層マンション建設現場(2018/6/5) 


しかし中を見たいのだが、囲いがあると殆どの場合、中を見られない。 
たまにトラックの出入りで扉が開くと、その時に中の様子を見ることが出来る。 
 
でもトラックが去ってしまうとすぐに扉は閉められてしまうので、良くは見えない。更に入口からは見えない奥の方がどうなっているのかは、全く分からない。 
 
5ヵ月近く掛かって更地になった(2018/11/30) 
 
 
私も子供の頃から工事現場が好きだったので、工事をしている現場は見たかった。 
 
中学3年生の時には、同級生の父親の関係で北海道歌志内炭鉱の一番奥の石炭を掘り出している現場まで行ったことがある。 
これもとても面白かったが、いま考えると当時は炭鉱事故も多く危険だった。 
 
軟弱地盤なので、ボーリングを行い鋼鉄製のパイルを打ち込む(2019/2/23)最盛期はクレーン車が21台も入っていた。 
 
 
大学1年生の時に富山出身の友人の案内で、黒部ダムの工事中の様子を見に行った。かなり危険な現場で、関係者以外は入れない場所だったので、とても面白かった。 
 
後にこれは三船敏郎、石原裕次郎が主演して「黒部の太陽」という映画になった。今ではハイヒールで観光に来る人もいるようだが、工事中は凄まじかったのである。 
 
毎朝行われる朝礼。(2019/3/16) 
作業服の色で、色々な業者が入っていることが分かる。 
 
 
そんな大げさな工事でなくても、私は毎日、囲いの中の工事を見て、時々、写真に収めている。 
今は私のマンションから、3ヶ所の囲いの中の工事が見える。 
 
囲いで見えない場所を上から覗くという行為は、少し後ろめたい気持ちがある。女風呂を覗いたほどではないが、先方にしてみれば見られたくない光景もあると思う。 
 
南方向にオリンピック村の工事現場が見える(2017/9/21) 
 
 
我が家から北東方向に高層マンション、南にオリンピック選手村、北西に築地市場がある。大きな工事というものは、毎日のように見ていると、なかなか進まない。 
 
道路の扉越しに見るのではないので、丸見えであるから面白い。 
トラックの出入り、古い建物の取り壊し、ボーリング機械の稼働、建物の建設など手に取るように分る。 
 
選手村はオリンピックが終ったら、分譲される(2018/7/10) 
 
 
高層マンションの建設現場では、毎朝、朝礼が行なわれる。 
見ているこちらも身が引き締まる。「安全」に付いて重点的に話しているのだろう。 
 
最近の工事現場は土曜、日曜は休みである。 
現場作業員も週休2日制の時代になったか? 
雨が降れば工事を休むので、作業員は収入で問題はないのか? 
 
そんな理由もあってか、この頃の大型工事は以前より大幅に工期が長くなっているように思うがどうなのか? 
 
外だけはかなり完成に近くなった(2019/5/30) 
 
 
(おまけの話) 
築地市場は小池都知事の思い付きから豊洲への移転が遅れ、また築地市場の跡地の利用でも出来もしないのに「築地は守る、豊洲を活かす」なんて言うものだから、市場関係者は自分はどうすればいいのか混乱した。 
 
更に競りなどが行われる「食のテーマパーク」構想なんて公表したが、実行出来るのか?。  
 
北西方向の築地市場が取り壊される前の光景(2018/10/17) 
 
 
市場が豊洲に移転して、しばらくしたら築地市場の解体工事が始まった。あそこにいたネズミ達はどこへ行ったか?、現在も不明である。 
 
築地市場の一番奥は、昔は市場に合わせて電車の引き込み線があったので、カーブしている。この部分だけは歴史的な建物らしく、解体も手作業で行い移転して保存されるようだ。 
 
カーブした保存される建物が残されている(2019/4/22) 
 
 
保存しない建物は大型重機で簡単に壊されて行く。 
この下には原爆マグロも埋められているし、昔の遺跡もあるようだ。 
だから解体が済んでも、その後に問題が出て来て、工事は大幅に遅れるのではないか? 
 
3ヶ所の工事現場は、しばらくは上から覗いて楽しめそうだ。 
 
保存用建物はほぼ撤去された(2019/6/11) 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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