■ベトナムに行く(1)・・・・日本からのお土産
(6月14日から19日までベトナム・ホーチミン市に行っていました) ベトナムの習慣の話である。
これは一昔前の日本でも良く見られた光景でもある。
海外旅行に行く時には空港で盛大に見送り、帰国する時は出迎える。
だから日本から初めて観光客としてベトナムに着き、税関検査を終りドアが開くと驚く。
小さな旅行カバンで行く予定がお土産が増えてしまい、こんなに大きなキャリーケースになった。
目の前に広がる光景に誰でも驚く。
大勢の人がドアの開くのを待っている。何ごとが起きたかと思う。
誰か有名人が到着するのかと思ったら特にそんなことはなく、家族や親戚や友人達が空港に出迎えているだけである。
前の3列くらいは椅子があり、そこに座って待っている人達がいて、
一瞬、自分が有名人になったような気分になってしまう。
抹茶味のチョコレートの数々。
外国人はみんな抹茶味のお菓子を買って帰る。私も抹茶味のお土産を用意した。
そうなるとお土産も大変である。
ベトナムから私の家に来る人は、たくさんのお土産を持って来る。
最近の日本は豊かになり過ぎてしまい自分の好みの品物以外はあまり欲しくないし、外国の食べ物も欧米以外の国のものは食べ慣れていないから、あまり口に合わないことが多い。
MさんとNさんに雨期のバイク用に買った薄手の防水コート。
日本からベトナムに行く時は大変である。
ベトナム人がたくさんお土産を持って来るが、彼らは私の家だけであるから全体の量は多くない。
ところが私がベトナムに行く時は、相手の人数が多いから大量になり困る。最近はインターネットで日本の流行り物など調べていて、結構の情報通となっているから更に困る。
普通の味と抹茶味の文明堂のカステラの2個入りのセット。
外国人はみんな抹茶味のお土産を買って帰るので、私もお土産に買った。
私がホーチミン市に行った時に秘書役をしてくれる人に、Mさんという女性がいる。
彼女に「どんなお土産が欲しいですか?」とメールで問い合わせたら、「令和の文字が入っているもの」と返信が来た。
そこで令和を求めてウロウロしたが、意外にそのような品物は少ない。
伊東屋に注文した名入り鉛筆。
量も必要だし、お世話になる人には特別なものと思い、色々と考えた。
そして日本語学校ということもあり、銀座の伊東屋に注文して、「令和元年5月1日」の年号とプレゼントする相手の人の名前をカタカナで鉛筆に白文字で目立つように入れてもらった。
出来上がった品物を見て、「なかなか良い」と自己満足をした。
「令和元年5月1日」の下には、夫々のプレゼントする相手の人の名前を入れた。
その他には大勢の人達の為に、今治の産地に「令和」の文字入りのタオルを100枚、注文した。届いたタオルの量に驚いた。
これだけでキャリーバッグがいっぱいになってしまう。
Mさんはバイクで通勤しているので、彼女には令和の文字入りのキーホルダーを。社長の家にはお嬢さんの名前入りの鉛筆と、家族には抹茶入りカステラ、その他を用意した。
ベトナムに行く日が近付いて来たが、なんだか昔の「担ぎ屋」のような気分になって来た。
令和の名入りの今治のタオル(100枚)
(おまけの話)
お土産というのは、先方に何を持って行くかが非常に難しい。
先方はお世辞で「ありがとう」と言うので、果たして喜ばれているか、
こちらでは分からない。
かなり前だが私は壮瞥町のXさんの奥さんに聞いた。
「東京から持って行くお土産は何がいい?」。
その時の返事に驚いた。「東京バナナは止めて!」。
バイクを運転する人の為に、「令和」の焼き印の入ったキーホルダー。
多分、Xさんの奥さんは東京から来る人から、いつも東京バナナをもらっているのだろう。
それより東京人の私が、今までに東京バナナなんて食べたことがない。
昔は東京土産といえば、「虎屋の羊羹」、「ヨックモック」、「泉屋のクッキー」だったが、今の流行りは何だろうか?、私は知らない。
アジア人に大人気の「液体絆創膏」
ベトナムのJUNちゃんから、お土産のリクエストがあった。
それは「ROYCEのBacchus」というものだったが、私は見たことも聞いたこともない。
ネットで調べたら、北海道の名菓で、昔風に言えば「ウィスキー・ボンボン」だった。しかしこの商品は冬季限定で、今は買えない。
お土産というものはプレゼントする人より、もらう方の人の方が良く知っている。
JUNちゃんがメールで送って来た「買って来て欲しい日本のチョコレート」。