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[2019.06.24]
■ベトナムに行く(3)・・・・Minh Long OUTLET
(6月15日−1) 
 
今回の旅の最大の目的は、「Minh Long」(ミンロン)の OUTLETに行くことである。これでは何が何だか分からないと思う。 
Minh Long というのはベトナムを代表する陶器会社で、欧米にも輸出をしている有名な会社である。 
 
6年前に私が使っていた携帯電話を、M女史が預かってくれていた。 


その会社がフランスの有名菓子メーカーからFEVE(フェーヴ)の注文を受けて製造していることが分かったのが、ベトナムに行く理由だった。 
これでは、まだ分からないと思う。 
 
私もFEVE(フェーヴ)なんてしばらく前は知らなかったのだし、日本人でも知っている人は相当なオタクか、フランス通である。 
 
Minh Long OUTLET の入口のポットとカップの噴水。 
 
 
FEVEというのは「幸せを運んで来る」と言い伝えられている2cmほどの小さな陶器製の人形のことで、 フランスでは公現祭(エピファニー)の時に食べるケーキの「ガレット・デ・ロワ」の中にフェーヴが隠されている。 
 
日本でもお正月が近付くと、有名菓子メーカーがデパートなどで「ガレット・デ・ロワ」を売り出す。 
 
ケースに入って陳列されているフランスの有名菓子メーカーのFEVE(非売品) 
 
 
このケーキはアーモンド・クリーム味で、私はあまり好きではない。 
女房と娘はケーキは殆ど食べない。 
しかしこのケーキの中に1個の小さなフェーヴが隠されている。 
 
そのFEVEを集めるのが女房と娘の趣味であるが、1年に1回の売り出しのケーキでFEVEを集めるのは至難の業である。 
 
「訳あり品」の陶器が大量に売られていた。 
 
 
ところが趣味はやっている人でないと分からない情報がある。 
フランスや欧米の有名菓子メーカーは自社のオリジナルFEVEをベトナムのMinh Long に発注しているということが分かったのである。 
 
そしてMinh Long のホーチミン工場には、なんとOUTLETがあり、FEVEを買えることが分かった。 
 
あまりの大量のFEVEの数に驚くM女史。  
 
 
そこで女房と娘がホーチミンにFEVEを買いに行くと言うので、そのガードマンとして私も行くことになったのである。そしてホーチミン市に到着の翌日の6月15日に私の顧問先の会社のM女史の案内で、会社の車を出してもらいMinh Long の工場に向かったのであった。 
 
工場、商品販売店、レストラン、OUTLETのあるMinh Longは大きな建物だが、お客はあまり来ていない。入口に近い所に有名菓子メーカーのFEVEが、ガラスケースに入れられて飾ってある。 
 
1枡に1000個は入っている。好きなFEVEをピンクの篭に取る。 
(ひとつの大きさは2~3センチ) 
 
 
我々は一番奥のOUTLETに直行し、FEVEのある場所に急ぐ。 
その場所に来て驚いた。おそらく10万個を越すFEVEが木箱に雑に入れられて、整然と並んでいる。 
 
しかしそこにあるFEVEは有名菓子メーカーのFEVEではなく、MINH Long のオリジナル製品のようで、作り過ぎたか、或いはあまり売れなくて残った製品ではないかと思う。 
 
その山ほどのFEVEの中から女房と娘とM女史が、自分達の趣味に合うFEVEを選び出すのである。 
 
下の方にあるFEVEは見えないし、取り出せない。 
 
 
(おまけの話) 
午前中の選び出し作業を終えて、ランチにする。 
M女史が予約してあるというレストランに向かう。そのレストランに来て、私は思い出した。 
 
6年前にソン社長とこのレストランに来て食事をした後に、ハンモックで昼寝をしたのである。 
ここは4★のリゾート・レストランで、敷地の真ん中に大きな池があり、池の周りに茅葺屋根のレストランの部屋が並んでいる。 
 
高級リゾート・レストランで食事をした。 
 
 
食後はノンビリせずに、すぐにMinh Long に戻り、また選び出しを始める。物が小さいので、目が疲れる。しかも陶器なので、手が汚れて真っ黒になる。 
 
そんなことはお構いなしに、2人は夢中で選び出しをしている。 
良く見ると角が欠けた物もあるので、注意してそれは選ばないようにする。 
 
同じジャンルのFEVEを揃えたセットのFEVEも売っているが、皿にボンドで張り付けてあるので、それは買わない。 
 
 
時々、女房と娘から私に指示が出る。 
「動物関係とパン関係を選んで!」と言われても、なにしろ大量の中から選ぶのだから、なかなか気に入ったFEVEに出会えない。 
午後2時半になりOUTLETの係員から「今日は午後2時30分で終りです」と告げられた。 
 
折角、遠く日本からやって来たのに、たったの3時間で終りとは!。 
2人は名残惜しそうにしていた。 
しかし幸運なことに、この続きがある。それは後日に・・・。 
 
建物の一番奥では女性の職人が壺に絵付けをしていた。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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