■アメリカでは魚とお客は3日が限度
ブッシュがやっと去って、オバマがやって来た。 オバマ氏の大統領就任は現地でも大変な興奮と期待で包まれているようだ。
どうするオバマ? 失せろブッシュ!
女房の従兄のロス在住のSさんは以下のようなメールを送って来た。
『昨日はお祭りだった。 セレブレーションという語、つまり祝祭というにふさわしい一日だった。誰もがテレビに8時間は釘付けになった。就任式なんてちゃんと見たのは初めてだというのが殆どのアメリカ人だ。隣のうちのパーティーに突然入っていってダンスをしたって、決して不自然ではない。笑っている人、泣いている人、抱き合っている人、手を握りしめている人、声援を送っている人、電話をかけまくっている人、誰かとこの歴史の瞬間を共有しなければいられない歓びの嵐が人々を襲った。』と伝えて来た。
私の日本での友人だったアメリカ人のJさんは2年前にワシントンにある米国防総省、通称『ペンタゴン』に就職した。
彼から絵葉書が送られて来て、そこには 『One of my job is to take care of AirForce One 』と書かれていた。エアーホースワンとは大統領専用機のことである。
大統領専用機
それ以上は機密に属する情報らしく、詳しくは書かれていない。彼はいつもアメリカ内にある各地の基地に出張していて、出張先から必ず絵葉書を送ってくれるが、それにも詳しいことは何も書かれていない。
彼にも私からワシントン特派員として現地の報告をお願いしてあったが、忙しいのか、まだ報告が来ていない。
でも、来ても英文なので、ブログに載せるには翻しないといけないので私が忙しくなってしまう。
45年前に私がアメリカに滞在していた頃は、グレイハウンド・バスでも黒人の座る座席は中央より後だった時代を思うと、こんなに早く黒人が大統領になる時代が来るとは、私にとっては大きな驚きである。
(ミニ知識)日本人は黄色人種だが、座席は白人の席に座れた。
アメリカ初の黒人大統領が今の閉塞感のあるアメリカだけでなく、世界を変えてくれることを期待する。
『Yes, he can 』となってもらいたいものだ。
それにしても、オバマ大統領の就任演説原稿を新聞で読んだが、18分30秒にもなる演説をテレビで見る限りでは原稿も見ていないように見えた。
凄い記憶力の割には、宣誓の時にはその言葉を忘れてしまったようだった。
彼に期待していいのかどうか? でも、期待したい。
(おまけの話)
女房の従兄弟Sさんはロサンゼルスに住んでいる。
もう30年以上になると思う。彼は建築家でブラッド・ピットなどの有名映画俳優などの家を設計したりしている。私達もアメリカに行くと、必ずロス経由にして彼に会うのが楽しみである。
その彼が4月に日本にやって来るというので、我が家に泊まるように勧めた。我々にとっては彼が家に泊まるのは大歓迎である。
でも、遠慮深い彼は気にしている。
ある時、面白いことをメールで知らせて来た。
『アメリカでは、(魚とお客は3日が限度)という諺がある。諺より1泊多いので、凄く気兼ねである』とあった。
そうかー、肉食人種のアメリカ人は魚が3日続くと参るのかー。
私は魚が3日でも大丈夫だが、いまどきの日本の若者はアメリカナイズされてしまったので、魚が3日は駄目かもしれない。
私の場合は『肉は3日は駄目で、2日が限度』である。