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[2019.11.09]
■上高地の秋(2) 
2日の朝は午前7時に1人で朝食を食べて、田代池と大正池の撮影に行った。ホテルの玄関の外の寒暖計を見たら、マイナス5度だった。 
 
木道を進むと、両側の木々の葉は凍っている。水たまりも凍っている。 
防寒着をシッカリ用意して来たので、顔以外に寒さは感じない。 
 
梓川に沿って木道を行く。(木道も凍っていた) 


ここでの日の出は午前6時45分なので、7時過ぎには林の中でも暗くはない。そんな寒さの中を、本格的なカメラを持った人達に大勢出会った。 
 
みんな分かって来ているようだが、その時は私にはまだ分からない。 
30分ほど歩いて、田代池に着いた。 
 
周りの草や葉も、みんな凍っていた(熊笹) 
 
 
池と言っても「水たまり」を大きくしたようなものだ。 
ところがここが幻想的な光景を演出している。 
 
空気より池の水の温度が高いので、水面から霧が立ち昇っている。 
これは「けあらし」とも、「川霧」とも言うようだ。 
 
重装備で田代池に向かうカメラマン。 
 
 
カメラマン達はこの瞬間の撮影に来ていたのだと、その時に私は知った。全くの偶然のチャンスに出会い、早起きしてここまで来て良かったと思った。 
 
次に大正池に向かう。田代池から林の中を15分くらい歩く。 
大正池でも「けあらし」が見られた。「自然とは素晴らしい」と改めて思う。 
 
田代池の光景は素晴らしかった。 
 
 
「大正池からホテルに同じ道を戻るのも疲れるなー」と思っていたところが、道路に出たら路線バスがやって来た。ここで降りる観光客が多いので、みんなが降りた後に運転手に聞いてみた。 
 
「バスターミナルまで乗れますか?」。 
OKとなり、バスターミナルまで乗せてもらう。 
 
野生の猿が道の真ん中を堂々と私の方に歩いて来る。 
 
 
時間はまだ9時なので、思い切って明神池まで行ってみることにした。 
河童橋を渡り、梓川の左岸を進む。 
ここを行く人はこの時間ではまだいない。 
 
途中で野生の猿の家族に出会った。木道を向こうから堂々と進んで来る。体の大きなボス猿のようだが、私は避ける場所が無い。 
どうしようもなくそこに立ち止っていたら、私の脇をすり抜けて歩いて行った。 
 
明神池の参詣場所。 
 
 
約1時間くらい歩いて、明神池に着いた。 
しかし明神池を見るためには、明神神社の拝観料を払う必要がある。 
なんだか納得し難いが、300円を払って中に入る。 
 
湖面は静寂に包まれ、鏡のようだ。 
山の紅葉が水面に映っていて、素晴らしい。 
帰りは梓川の反対側を通って、ホテルまで戻った。 
 
明神池は鏡のように美しい。 
 
 
(おまけの話) 
撮影から戻り、家族で帝国ホテルでランチを食べる。 
私 「私のいない間、なにしていたの?」 
女房「ゆっくりと本を読んでいた」 
私 「せっかく上高地に来たのだから、外に出た方が良いよ」 
 
清流には「岩魚」?が泳いでいる。 
 
 
・・・というわけで、私が早朝に行った田代池と大正池を案内することになった。まだ3日前にひいた風邪も完全に治っていないのに、私はつい無理をしてしまう。 
 
もう昼過ぎなので、気温も高く「けあらし」も出ていない。 
でも家族は林の中の木道を歩き、清流では「いわな」の泳いでいるのを見付け、「けあらし」は私の撮った写真を見て満足のようだった。 
 
大正池から「けあらし」が立ち昇っていた。 
 
 
昼過ぎには観光客の数も増え、撮影道具も一眼レフからスマホに変った。帰りは今朝と同じく大正池から路線バスに乗り、帝国ホテル前で降りた。 
 
流石に帝国ホテルのサービスは至れる尽くせりで、過剰なサービスをされるのに慣れていない私は「そこまでしないでもいい」と言いたかった。 
 
木々が凍り、水面からは「けあらし」が立ち昇る幻想的な光景だった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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