■無料の年越そばを食べる
(今年、最後のブログです) 暮れになると、必ず私は「年越そば」を食べる。
多分、日本中で多くの人達も食べているだろうが、なぜ年越そば食べるのか?
私の子供の頃にお婆ちゃんに、「蕎麦を食べて、細く長く生きる」と教わった。この年になったら、もう細く長くは生きたくないので、「その話は本当かなー?」と疑っている。
イベント会場の「有楽町スポーツスクエア施設前広場」
年越そばの由来をネットで調べていたら、面白いイベントが出ていた。
それは12月26日に有楽町駅近くで東京麺類協同組合が、「東京二八そば」を無料で500人に振舞うというもので、面白そうだし家からも近いので私は行ってみた。
でも家族には「なんでも無料だと行くの?」と、バカにされそうだから言わなかった。しかしながら、本当の理由は「ブログ」のネタ探しである。
まだ始まる前なので、係の女性は打ち合わせ中。
午前11時に開始なので、10時30分頃に現地に行ってみた。
会場は有楽町スポーツスクエア施設前広場で、ラグビー・ワールドカップの記念品を販売していた場所で、現在はオリンピックの記念品を売っている。
この日は気温も低く、昼頃から小雨も降るような予報が出ていた。
ブログのネタを手に入れるのも、この年になると結構大変なのである。
赤い法被姿の組合のお偉方?
ところが現地では、他のイベントと違ってまだ誰も来ていない。
本屋で時間をつぶし10時45分に改めて行ってみたら、15人ほどが寒い中を並んでいた。
私も後に続き並んだが、なぜか恥ずかしくなった。やはりタダというのは恥ずかしい。会場にはキッチンカーが来ていて、開店準備をしている。
東京麺類協同組合の役員らしき人達が、赤い法被を着てウロウロしている。
行列は思ったほど長くなかった。
11時を少し過ぎたらお偉方の挨拶も無く、行列に並んだ人達が配膳テーブル前に案内されてイベントは始まってしまった。
後ろのキッチンカーから次々と、熱いタヌキソバが係の女性に手渡される。
私もタヌキソバを渡されて、ビニール囲いのテントの中で熱々のソバを食べる。寒いからでもあるが、とても美味しい。
「東京都麺類協同組合」の暖簾。
食べ終わったら、組合の女性らしき人にマイクを突き出された。
ビデオ撮影は無かったので、質問に答えた。撮影があったなら、恥ずかしいから辞退した。
女性「如何でしたか?」
私 「とても美味しかった。特に汁が美味しい。いつも昼飯はソバなので、お世話になっています」
女性「ありがとう御座いました」
帰り道で気が付いた。
麺類協同組合のイベントなのだから、ソバを褒めなきゃいけなかった。
キッチンカーから出来上がったタヌキソバを受け取る係の女性。
今年になって、私は何回、ソバを食べただろう?
クリスマス以後だけでも「俺の出汁」、 「天かめ」、「歌舞伎そば」に行った。
昼飯はソバかうどんと決めているので、私の場合は12月は「毎日が年越そば」である。
だから改めてタダの年越そばを食べることもないのだが・・・・。
それにしても「痩せない!」
私の食べたタヌキソバ。(麺は100グラムで、私には丁度良い量だった)。
(おまけの話)
今年の家族との「年越そば」は、29日に御徒町の「和楽庵」に行った。
この店は私が不忍池の蓮の花の写真を撮る時には、いつも行く店である。
年越そばは大晦日に食べるもののようだが、当日は混むのでいつも早めに食べる。この日は上野にチョットした用事があったので、家族を誘ったら「みんなで行こう」となった。
上野アメ横の混雑状況を見に行った。(二木の菓子前で)
御徒町駅から首都高速道路の方向に向かうと、紫色のビルがある。
ここは「多慶屋」といって、韓国人や中国人の観光客と安い物を求める日本人の御用達の店でいつも混んでいる。そのすぐ先に「和楽庵」はある。
和楽庵は人気店らしく、特にこの日は混んでいた。
年越ソバなので、少し奮発して「海老と野菜天せいろ蕎麦」を注文する。美味しかった。
海老と野菜天せいろ蕎麦「和楽庵」(1400円)
「天せいろ」を食べた後に、アメ横を覗いてみる。
暮れも押し迫っているので、狭い路地は買い物客で大混雑である。
店員が大声で安売りを叫んでいる。我々は買い物は無いので、通り過ぎるだけだ。
混み過ぎて歩くことさえママならないので、アメ横から外に出る。
その後、都バスで浅草に行き、甘味処「西山」でお汁粉を食べ、「千葉屋」で大学芋を買ってから家に戻った。
来年も健康で、楽しいブログネタの発見があると良いのだが・・・・。
お汁粉「西山」(700円)