■女王とQUEEN
最近のイギリスは、我々に色々な話題を提供してくれる。
その中に1月20日に英国王立造幣局が、女王ではない方のQUEENの記念硬貨を発行したと発表した。
それに合わせるように、ソニーが英国のロックバンドのそのクイーンの名曲を楽しめるイベントを銀座ソニーパークで22日から開催する」という記事が新聞に出た。
QUEENの記念硬貨(裏側は本物のQUEEN・女王)値段は15ポンド。
会場の映像コーナーでは画像合成技術を使って「ボヘミアン・ラプソディ」のミュージックビデオに疑似的に参加出来る。
ソニーの説明では「曲の世界に入り込む新たな音楽体験を生み出したい」という企画だそうだ。1月22日から3月15日まで開催するようなので、新しもの好きの私は初日に行ってみた。
2018年に大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」は私も見た。
銀座4丁目で都バスを降りて、地下道を有楽町方面に向かう。
すると地下道を支える太い柱に「QUEEN」という文字と写真が現れる。
ここがソニーパークの入口で、上は数寄屋橋交差点の角になる。
しかし上は小さな公園となっているので、下で行われているイベントは分らない。
晴海通りの数寄屋橋の地下道は「QUEEN」で埋め尽くされている。
ソニーパークでは時々、興味深いイベントをやっている。
前回は「ゴーストバスターズ」だった。その前は「歴代Walkman」だった。新しい企画は3ヵ月交代くらいで始まるので、近くを通った時は必ず覗いてみる。
今回のソニーの企画の
会場に入ると電飾で「QUEEN」の大きな文字が・・・。
現地に行ってみたら、意外に盛り上がっていない。
入口を入ると左手に10人くらいの行列が出来ていた。
私はそこでなにがあるのかも分らずに、とりあえず列の後ろに並ぶ。
この辺が戦中派の習性で、昔の配給制度の名残が身に付いているのかもしれない。
QUEENのヒット曲を最新のシステムで聞かせる「Sound VR」。
並んでいたら係の女性が説明書きの用紙を持って来た。
そこには「イベントは6分間」、「中では自由に歩き回って良い」などと書いてある。15分くらい待たされて細長い暗い部屋に案内された。
一度に入場する人数は8人だった。
そして大音響でQUEENの曲が流れる。両側に細長いスピーカーが28本設置されている。映像があるのかと期待していたが、音響だけだったのは少し期待外れだった。
音楽を聞かせる会場はかなり暗い。両側に28本のスピーカーが設置されている。
その他は別に小さな部屋が2つあり、そこでは自分がQUEENの映像の中に入り込み、プロモーションビデオを作る疑似体験が出来るようだった。
でもどちらの部屋も塞がっていて、かなり待たされるようだったので、またの機会で空いている時に来るかもしれない。
いずれにしても、この年になるとQUEENは私には少し無理なようだ。
この奥で映像を疑似体験できるらしい。デモ映像が映されている。
(おまけの話)
大音響で頭がクラクラしたので、ランチにすることにした。
色々と迷ったが蕎麦屋が近くに無いので、チェーン店のカレー屋に入った。
入口で壁に架けられた写真付きのメニューから好みのものを選び、辛さを言う。「甘め」、「普通」、「辛め」の中から選ぶのである。
会場の中央の電飾サイン「ボヘミアン・ラプソディ」。
私の前にアジア系のカップルが並んでいた。
彼らは写真のメニューから、食べたいカレーを決めたようだった。
そして彼らの注文の番になったら、日本語が分からずドギマギしている。
係の男性が写真付きメニューを持ち出して、彼らに指さすように言った。行列が出来ているのに会話が成立せず、忙しい係の男性はイライラして来た。
2019年7月のイベント「歴代のWALKMAN」。
やっと注文を終えて支払いをして、オーダーしたカレーを持って席に着いた。私は空席が無いので、彼らの隣に座ることになった。
そして彼らが食べている姿を見て、「やはり韓国人だった」と確信した。
その理由は彼らはカレーをスプーンでグチャグチャに混ぜ込んで、全体にカレーが行き渡ったところで食べ出したからである。
カレーは「ビビンパじゃないぞ!」。
2019年10月のイベント「ゴースト・バスターズ」。