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[2020.04.12]
■もう自粛疲れ  
 
4月7日の夕方に安倍総理が「緊急事態宣言」を発令した。 
その日から30日間の外出自粛なので、そのくらいは我慢できると考えた。 
 
ところが「出掛けてはいけない」となると、出掛けたくなるのが人情である。もう2日目で、自粛疲れとなってしまった。 
私は本当に情けない男だ。 
 
我が家の細やかな観葉植物。 


家から出ないとなると、本を読むか、テレビを見るか、ネットで遊ぶか、この3つくらいしかやることが無い。 
テレビは下らないので、あまり見ない。 
 
長時間の読書はもう無理になった。読み出すと、すぐ眠くなってしまう。そこで思い立って、サイドテーブルの引き出しの整理・整頓をしてみた。 
 
 
すると、そこから思い掛けず古いauの携帯電話が出て来た。 
バッテリーが無くなっている上に、充電器が無い。 
 
私は家族割引でdocomoを使っているので、今はどうにもならない。 
そこで思い出したのが、マンションの友人のXさんだ。 
彼に連絡して、auの充電器を貸してもらった。 
 
 
 
充電が終って携帯電話のアドレス帳を見てみた。 
するとそこには懐かしい名前、電話番号、メールアドレスが登録されていた。 
 
私は暇なこともあり、先ず伊達市の2名のメールアドレスに「ご無沙汰しています」と送信してみた。すると1名はエラー、もう1名はそのままだった。 
 
マンションは部屋が暖かいのか、胡蝶蘭は7~8年は花が咲く。 
 
 
そこで念の為に電話番号を頼りに、ショートメールを送信してみた。 
すると、なんと2人から返信があったのである。 
1人は寿司屋「文七」のJちゃん、もう1人は現在は市会議員となっているTさんである。 
 
この寿司屋は私達が伊達市に滞在していた時に、一番多く利用した店である。どちらも私のことを覚えてくれていて、とても嬉しくなった。 
 
 
 
アドレス帳には、まだまだ懐かしい伊達市の友人達の名前が残っている。ゴルフ仲間のH子さん、土建業のKさん、本屋のKさん、農家のSさん、 
有名画家でゴルフ友だちのOさん。 
 
この人達にも連絡したいのだが、実は今はアチラの世界に逝ってしまっている。あれからずいぶんと時間が経ったのだと、今さら気が付いた。 
 
いま思い出しても、伊達市の人達にはずいぶんとお世話になったし、親しくお付き合いをしてもらった。あの時代が私達にとっては、人生でも最高の時だったように思う。 
 
 
 
今回はサイドテーブルの整理で、思い掛けず懐かしの人達に出会えた。 
外出自粛が無ければ、こんなことも起きなかった。 
マンションは部屋が狭いので、私の持ち物をしまう場所が無い。 
 
更に私の持ち物は小金井の時と違い、引っ越し前に整理したので今は殆ど無い。もう整理して出て来るものも無いので、この先の長い外出自粛をどう過ごそうかと悩んでいる。 
 
 
 
(おまけの話) 
東京が外出自粛になったので、ロサンゼルスの状況はどうなのかと女房の従弟に問い合わせた。 
するとLAも外出自粛なので、家にいるIさんからすぐに返信があった。 
 
『3月のことですが、NEW YORKで、チャイニーズが通りを歩いていたら、いきなり見ず知らずの人が襲い掛かり、ナイフで13ヶ所も刺すという事件を初め、各地で「コロナはチャイニーズが持って来たんだ」という暴力付きイジメが横行しています』  
 
4月8日の「スーパームーン」 
 
 
『アメリカ人にとっては、アジア人はみんなチャイニーズなので、日本人の私も誤解されかねません。普段、自分は自分の顔や姿は自分では見えないので、アメリカ人のつもりで生活していますが、突然、自意識過剰になります』。 
 
Iさんはもう40年以上もアメリカで生活していて、しかもアメリカ国籍も持っている。 
それでもこんな時は、彼でもアメリカ人とは認めてもらえないのか? 
 
地表に近い時は赤い月になるらしい。 
 
 
「オーバーシュートという言葉が日本では頻繁に使われていますが、これは和製英語ではないかと思います。生まれも育ちもLAの白人のアメリカ人であるJさんに2回も聞いたのですが、爆発的感染拡大という意味でこの言葉は使わない。 
 
バスケットボールで大きく投げ過ぎてバスケットの向こうにボールが飛んで行ってしまう意味でしか使わない」と書いて来た。 
 
日本の政治家やメディアが、偉そうに和製英語を使うのは止めて欲しい。 
 
マンションの上空に行ったら、月が白く輝いた(右)。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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