■武漢ウィルス(37)・・・自粛延長の初日
5月6日で政府が決めた自粛期間が終ったが、それが31日まで延長となった。特定警戒地域と、それ以外の地域に分れた。
特定警戒地域は東京を含む13都道府県である。その中で人口数で33位の石川県が入ったのは、なぜなんだろう?
東京は引き続き「外出80%削減」を要求されるが、引退した人達に80%の要求をすれば可能かもしれないが、現役の人には無理ではないか?
築地大橋から東京湾方面を見る。
延長初日の7日は月曜日なので、現役組には連休明けはみんな忙しいはずだ。朝から快晴で、こんな日に一日中家にいるのは私には耐えられない。
仕方ないのでテレビにYOUTUBEから「NHKラジオ体操第一」を映し出して、家族で昔を思い出して体操をしてみた。
続いて「第2」もやったら、思ったより体にキツイ。
新橋駅前の蒸気機関車。(いつもは溢れているサラリーマンがいない)
ラジオ体操が終ってパソコンのチェックをしたら、もう出掛けたくなった。具合の良いことに女房が『アンテナショップの「ぐんまちゃんの家」で、大根の味噌漬けとベーコンを買って来て!』、
『パンを買うなら日本橋高島屋が食品売り場だけ営業しているから、FOUCHONで買ったらどう?』と言った。
銀座通りの銀座8丁目から4丁目方面を見る。
そこで自宅から新橋~銀座経由で街の様子を見ながら、日本橋まで歩いて行くことにした。この日の気温は21度で、風が強く、歩いていても気持ちが良い。
築地大橋を渡り浜離宮恩賜庭園の横を通り、新橋駅前に出る。
新橋駅前と言えば、「酔ったサラリーマンにインタビューする定番の場所」である。いつもの蒸気機関車の前の広場には、ほとんど人がいない。どうしたんだ?
群馬県のショップ「ぐんまちゃん家」はお休み。(ガラス越しに)
新橋から銀座通りに出る。
こちらは観光客や買い物客が多い街なので、今の時期にいなくても不思議でない。「ぐんまちゃん家」に行ったら、「5月10日まで臨時休業」と貼り紙があった。
仕方ないので、銀座通りを歩いて行く。銀座通りの店は殆どがビルの中に入っているので、ビル全体が休みなので開いている店は無い。
オーバーに言えば、開いているのは銀行と郵便局とコンビニくらいだ。
銀座4丁目交差点。(交番前から)
銀座通りを更に進み、京橋から日本橋に入る。
目指すデパートの高島屋は表は閉店で、路地にある小さな入口から地階だけに行ける。
地下一階の食品売り場はいつもよりは少ないが、かなりの人出であった。パンを買い、維新號で肉まんを買い、地下2階に降りる。
そこに目指すイタリアン・レストラン「アルポルト」があるからだ。
日本橋「高島屋デパート」
レストランの入口で、ボーイが私の手に消毒液を吹きかける。
広い店の奥の席に着いたら、私以外にお客は1人だけだった。
いつもなら昼時はかなり待たされるのに、幸運なのか危険なのか?
食事を終えてから地下鉄で銀座駅に出て、都バスで家に戻った。
私の思っていたのと違い、自粛延長初日は拍子抜けするくらい、みんな家にいたようだ。
日本橋の「日本橋」。
(おまけの話)
世の中が暗いことばかりなので、少し明るい「バンクシー」の話題である。ネットニュースで「バンクシー新作」とあった。
バンクシーとは「正体不明の路上芸術家」であるが、今回はイギリスのある病院に登場した。タイトルは「ゲームチェンジャー」で、医療従事者に敬意を表することのようだ。
「ゲームチェンジャー」
ニュースによると題材は『ほほ笑みながら人形で遊ぶ1人の男の子で、人気ヒーローのバットマンやスパイダアーマンに代わって少年が掲げているのは看護師の人形です。
作品は縦横1メートルで、廊下に掲示されていて、医療従事者や患者に向けて公開されています。バンクシーは医療従事者に対して「いつもありがとう。例えモノクロだとしても少しでも、この場所が明るくなることを願っています」と書き残したということです』。
「私が在宅勤務をすると、妻が嫌がる」
私も病院の現場で懸命に働く医療従事者に、敬意を表していることに変わりは無い。でも欧米との文化の違いか、「彼らはヒーローだ」とか、窓からや道路に出て感謝の気持ちを表すために手を叩くというのは、少し気恥しい。いま時の若者は違うのかな?
バンクシーに付いては2019年に私のブログで、2回も取り上げたことがあるので、それを見て欲しい。でも病院で描いたのでは、「正体不明の芸術家」ではなくなってしまうように私は思うが、「そこに触れてはいけない」のかもしれない。
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いたずらか、バンクシーの描き足しか? 「モナリザ」にマスク。