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[2020.07.19]
■武漢ウィルス(59)・・・・・感染拡大を憂う 
 
一時は収まりかけた感染者数が、また増え出した。第2波が来たのか? 
最初の頃は新宿歌舞伎町の「飲食を伴う接待業」が発生源のようだったが、最近は「経路不明」の比率が増えて来た。 
 
コロナウィルスが変異をして、強力になったからか? 
東京都の1日当りの感染者数は、7月16日には286人、17日には293人と過去最大となった。 
 
    (今回の写真は都心の消毒とソーシャル・ディスタンスです) 
 
   「 東京駅丸の内口のKITTEの入口」 


専門家会議が上手く行かなかったのか、突然のように専門家会議を廃止して「新型コロナウイルス感染症対策分科会」になった。専門家会議で副座長だった尾身氏が新会長になった。  
今までの経緯を見ていると、どうも専門家というのは頼りにならないように感じる。 
 
委員の1人は流行が始まった頃に、「新型コロナウイルスの感染防止策を何も行わなかった場合、流行が終わるまでに国内で約85万人が重篤な状態となり、半数の40万人以上が死亡する」と発言した。 
 
        「日比谷シャンテの地下2階のベンチ」 
 
 
私はこの発言を聞いた時には、驚き呆れた。 
我々は「なにもしていないのか?」、「これだけ不要不急の外出を自粛し、マスクをして、手を洗い、ウガイもしている」。それなのに「なにもしなければ・・」とは失礼である。もうやっている! 
 
専門家というのは「脅かす」のが仕事ではない。 
やるべきは専門知識をもって、事実を科学的に説明すればそれで良い。 
それ以上は望まない。 
 
        銀座の映画館「シネスイッチ」の座席。 
 
 
7月16日に開催された経団連のフォーラムで、尾身会長は「旅行自体が感染を起こすことはない」、「もしそのことが起きていたとしたら、今ごろ日本中が感染者だらけ」と話したので、また混乱に輪を掛けた。 
 
その翌日に観光業の壊滅を防ぐために、政府は7月22日から観光支援策「Go to キャンペーン」を始めることにした。 
 
     「三越デパート銀座店」のエレベーターの床の立ち位置。 
 
 
ところが、それには条件があった。「東京を外す」と言うのである。 
その理由が「感染者数は他県より一桁多い」、「これは東京問題である」と言われてしまった。 
全国の観光業の人達は「東京を除外されたら、お客が減る」とガッカリしている。 
 
しかし、一方で80%以上の人達は「キャンペーンを始めるタイミングが悪い」と思っていて、政府の決定と意見が違う。 
果たして、この決定が「吉と出るか?」、「凶と出るか?」。 
 
        「三越デパート9階のレストランの入口」    
 
 
「Go to キャンペーン」で東京が外されて、やはり問題が起きた。 
補助金を当てにして夏休みの旅行を予約していた人達が、一斉に予約をキャンセルし出した。 
 
旅行会社、航空会社、旅館、ホテルなどは当てが外れて、大弱りだ。 
お客の方も違約金を請求されるかもしれないと、ビクビクしている。 
今回のコロナ騒動では政府の場当たり的な政策決定が、問題を必要以上 
に大きくしている。 
 
       「豊洲ららぽーと」の入口の体温計測カメラ 
 
 
今回の新型コロナウィルスの抗体は、長持ちしないようだ。 
イギリスの研究機関の発表では抗体の出来た人を調べたら、「3ヵ月くらいで抗体が消えた」ということだ。これでは集団感染でコロナ終息も望めない。 
 
ワクチンもいつ出来るか分からない。治療薬はもっと分からない。 
私には残り時間が無いので、コロナで死ぬしかないのか? 
 
          「日比谷シャンテ」の入口。 
 
 
(おまけの話) 
落語に「風が吹けば、桶屋が儲かる」という変な話がある。 
この因果関係は【突風で砂ぼこりが立つ→砂ぼこりが目に入り、視力を失う人が増える→三味線を買う人が増える→ 
 
三味線の皮の材料として猫の皮が必要になり、猫が捕獲される→猫が減るとねずみが増える→ねずみが増えて、かじられる桶が増える→桶の修繕や買い換え需要が増え、桶屋が儲かる】という結果になる。 
 
      マスクの乱売が始まった(50枚1400円) 
 
 
では「コロナが流行ると、どうなるか?」。 
【スーパーで小麦粉が無くなる】、【バターが無くなる】という現象が起きている。これは「風が吹けば、桶屋が儲かる」ほどいい加減な因果関係ではない。 
 
コロナが流行ると【緊急事態宣言が出される→サラリーマンがリモートワークをする→お父さんが家にいる→家にいれば子供とパンケーキを食べる→小麦粉とバターが無くなる】となっているらしい。 
 
           (ここでは30枚500円) 
 
 
「コロナが流行ると」・・・【酪農家が困る】、【女房が喜ぶ】ということも起きている。 
コロナが流行ると【学校が休みになる→給食が無くなる→牛乳が余る→酪農家が困る】。 
 
更に【高級料亭と高級レストランにお客が来ない→高級食材が余る→問屋が困る→廃棄するよりデパートで安く売る→女房が喜ぶ】となる。 
 
他の業界もかなりの被害を受けているが、コロナ騒動が長引きそうなので、もう元の形には戻らないのではないかと思う。 
 
           高級品マスク「7枚298円」 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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