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[2020.07.20]
■蓮の花は雨に似合う 
 
7月6日に上野不忍池に、蓮の花の開花状況を見に行った。 
この時の写真は、7月11日のブログ【メールを楽しむコロナ効果】で公開した。その時はまだ開花している花が少なかった。 
 
        【不忍池】の全景。正面奥は「弁天堂」 


そこで今回は「雨の中の蓮の花」の写真を撮ろうと思い、17日の朝に出掛けて行った。 
午前7時30分の大江戸線に乗り、「上野御徒町駅」で降りる。 
 
地下鉄の中はこんな時間から、通勤客で立っている人もいる。 
それはコロナウィルスの影響でソーシャルディスタンスを保つために、 
自主的に座席を1つ空けて座っているからだ。 
 
     見学通路で、通勤途中の女性がスマホで撮影していた。 
 
 
地下道から地上に出たら、小雨が降っていた。 
徒歩5分で不忍池に到着する。 
驚いたことに私と同じようなことを考える人がいるらしく、既にカメラマンが5人もいた。 
 
      葉に溜まった雨水が流れるまで、10分近く待つ。 
 
 
先ずは池に張り出した観賞用の歩道を進む。 
先端まで行くと、周り中を蓮で囲まれる。 
 
私の予想通りに、蓮の花は今が見頃のようだ。 
通勤のサラリーマンがやって来て、スマホで蓮の花を撮影している。 
 
        流れ落ちる時間は、わずか2秒くらい。 
 
 
私の撮影したい絵は、蓮の花と葉に溜まった水滴がこぼれる瞬間である。この構図の蓮の花がなかなか見当たらない。 
見付けたと思っても、葉の向きによって水滴が向こう側に落ちてしまう。 
 
           「開花寸前の蓮の花」 
 
 
やっと見付けても小雨のせいで、なかなか蓮の葉に水滴が溜まらない。 
油断をしていると、一瞬の内にこぼれ落ちてしまう。 
だからその瞬間が来るかなり前から、カメラを構えて焦点を合わす。 
 
5分も経ってもその瞬間が来ないのでカメラを離すと、そんな時に限って水滴が流れてしまう。 
 
       中央右側の葉から、流れ落ちている。 
 
 
池の周りを、良い構図を求めて歩き回る。 
その瞬間を求めなければ、いくらでも蓮の花は咲いている。 
小雨の中を2時間近く歩き回り、我慢してその瞬間を待った。 
 
この日の最高気温は22度で、寒くなって来たので撮影を中止したが、 
相変わらず納得の写真は撮れなかった。 
 
        10分も待っても流れないので、諦めた。 
 
 
(おまけの話) 
家に帰るには早過ぎるので、浅草に行ってみることにした。 
上野から錦糸町駅行の都バスに乗って、雷門前で降りる。 
シルバーパスを持っているので、家から上野、上野から浅草まで、無料で行けてありがたい。 
 
東京都はシルバーパスを発行することで、年配者に家から出てもらい「寝た切り」を減らすという政策は私に関する限り大正解である。 
 
        最初は勢い良く、最後はこれくらい。 
 
 
コロナ騒動以来、国内外の観光客がほとんど来なくなり、雷門から続く仲見世通りには全くと行っていいほどお客がいない。閉店したままの店も多くある。 
 
開けている店も、店員が手持ちぶたさにしている。 
私が観光客ではないと分るのか、声を掛けても来ない。 
 
            勢い良く、流れ落ちる。 
 
 
浅草寺の隣の浅草神社が「夏詣(なつもうで)」という企画をしているが、誰も詣でていない。 
六区の方はどうかと思い、そちらに歩みを進める。 
こちらは地元民が相手のせいか、ほどほどに人出がある。 
 
私は歩き疲れてカフェに入り、「フローズンパフェ・ブルーベリー」を注文した。390円とお安く、とても美味しかった。 
 
流れ落ちるのも、そろそろ終り。(全部が流れ落ちるのではない) 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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