■ベトナム(23)・・・日曜の朝の市場
(2013年8月5日) 日本語学校の裏手に市場がある。
築地の場外売り場を、もっと雑然とさせたような感じである。
縦に2本の通りがあり、横に3本の通りがある。
そこに早朝から、数え切れないほどの店が出ている。
多くの買い物客が来ていて、歩くのも苦労するほどの混みようである。
野菜は豊富で新鮮である。
魚屋、八百屋、肉屋、果物屋、加工食品屋、花屋、生地屋、下着屋などが出ている。魚屋は川魚が多く、全て生きている。
大きな魚はお客の目の前で、ぶつ切りにして並べていたりする。
イカを売る店が多い。左隣は茹でタケノコ屋。
海の魚も多くある。
イカが多いが、アジ、秋刀魚、ブリなどがある。
焼き魚にして売っている店もある。
肉屋は冷蔵庫は無い。切った肉を吊るして売っている。
ブタ肉が多いが、鶏肉や内臓も売っている。
その隣に下着屋なんかがあり、雑然としている。
肉屋は冷蔵庫は無く、吊るして売る。
それぞれの場所は権利があるのかどうか分からないが、場所の無い人は狭い道の真ん中で、タライのような器に品物を入れて売っている。
そこにバイクも来るのだから、歩くのも難しくなってしまうのである。
焼いたか、乾燥させた芋虫を売っていた。どうやって食べるのか?
驚くのは「さつま揚げ」、「豆腐」、「厚揚げ」のように見える物もある。サツマイモを蒸かして売っている店があったので、私は買ってみた。小さめの物が2つで、3000ドン(15円)であった。
蒸かし芋を買った。値段が書いてないので、交渉になる。
食べてみたら、金時芋のようにホクホクしているが、甘さが少ない。
でも美味しい。
次にバイクの荷台で、揚げパンのような物を売っているのを見付けた。
これも買ってみた。 1個3000ドンというが、これは胡麻化されていると思う。
揚げパン屋。
家で主婦が作って来て、勝手に売る。本当の値段は分からない。
揚げた丸いパンにカラメルを絡めてある。
食べたら甘くて美味しい。
でも、油が悪くて胸につかえるので少しで止めた。
東京の築地市場も同じだが、市場というのはどこの国に行っても面白い観光地である。
焼き魚は種類も多い。アジ、秋刀魚、サバ、鮭などらしい。
(おまけの話)
市場でマンゴスチンを買った。
人の良さそうな感じの顔をした主の店でないと、胡麻化される。
ベトナムでも、悪い奴は悪そうな顔をしている。
1万5000ドンという正札が見えた。
これは1キロの値段の筈である。
マンゴスチンは1キロ1万5000ドン。・・・らしい。
そこで、その店で買うことにして、オバサンにマンゴスチンを指差した。オバサンは何か言ったので、指で2の数字を示して日本語で「2キロ下さい」と言った。
オバサンはギョッとした顔をした。
でも袋にマンゴスチンを入れて私に手渡した。
量が少ないので、もっと入れるようにゼスチャーで示した。すると更に
袋に入れて、秤で計った。
八百屋が一番多いようだ。パイナップルを剝いて売っている。(右上)
私が2万ドンを渡すと、足りないような仕草をした。
そこで20万ドン札を渡した。オバサンはお釣りを寄越さない感じだった。
すると隣で麺類を売っていたオバサンが、ベトナム語で「お釣りをあげなさい」と言ったように感じた。
それはマンゴスチン売りのオバサンがその言葉を聞いて、私にお釣りの16万ドンを寄越したことで分かった。これでも1万ドンは余分に取られたが、まあ50円だからヨシとした。
マンゴスチンは16個で4万ドンだったので、1個では13円くらいだった。
値段は交渉らしく、なかなか決まらない。(ジャガイモを売っている)