■伊達市は音楽に溢れている
夏の伊達市は音楽に溢れている。立派なカルチャー・センターでのコンサートから、大雄寺のお祭りでの音楽まで様々だ。 今年の音楽に触れた時を順を追って調べてみた。
チロルでの五十嵐はるみジャズコンサート、大雄寺のよさこいソーランと愛ちゃんの自作の歌、カンジーでの石川鷹彦のギター、有珠山での菅原峰子コンサート。
カルチャーセンターでの押尾コータローのギター、石蔵ミュージアムでの河野康弘ジャズピアノコンサート、そして最後に善光寺でのクラシックの弦楽四重奏コンサートを聞いてから東京に戻った。
他にも私の行っていないコンサートはまだあったと思う。
伊達は文化に溢れている。きっと文化人が多く住んでいるんだろう。多くのコンサートの中で圧巻はギタリストの押尾コータローだった。
町のミュージシャンのKさんが、『押尾コータローのチケットを確保しましたから行きましょう』と言って来た。私は『それは誰?』と思った。
なんだか怪しい名前だ。『知らない』とは言い難く『ありがとう』とだけ言った。
5日にカルチャーセンターのコンサート会場に行った。800人くらい入れる会場は満員だ。Kさんは我々の為に前から2列目という良い席を取ってくれていた。伴奏者も居ないで、たった1人で現れた押尾コータローは流行の韓国俳優のような顔付きだ。
関西人の彼はサービス精神が旺盛だ。観客を飽きさせない。それより、彼のギターのテクニックに驚いた。
ただ無闇にかき鳴らしているかに見える右手はゴッドハンドだ。
メロディとコードを正確に弾き、合間にギターを叩く。その迫力に驚かされた。『ギター1本でこんな音楽が出来るのだ!』と認識を新たにした。凄い男だ!の一言である。
2時間に及ぶコンサートは熱気の内に幕を閉じた。
アンコールも3曲もするサービス振りだ。中でも『ボレロ』が良かった。
終った時は頭がボーとしていた。久し振りの興奮だった。
帰ったらKさんからメールが入った。『レイラで食事をして、1人で静かに余韻に浸っている』。ミュージシャンも他の人の音楽に酔いしれるのかー。
他人の音楽でも、良いものは良いと受け入れるKさんは本物のミュージシャンに違いない。
(おまけの話)
最前列には遠くから来たと思われる追っかけのファンが陣取っていた。
最近のコンサートは観客が立ち上がって手拍子をするが、これは止めて欲しい。
静かに音楽を楽しみたい者には迷惑だ。
そんなことを言ってるようじゃ年だと言われることを覚悟して、言っている。
*有名人の報告は肖像権の問題があり、写真が使えないのが残念である。
海亀は定置網漁に行った時に、網に掛かっていた。
有珠善光寺は伊達で一番古いお寺である。今は珍しい萱葺く屋根のお寺 雰囲気があって好きだ。ここでコンサートが開催された。
小金井の自宅から