■北のスロウライフ
2007年問題というのがある。 その年に団塊の世代のサラリーマンが大量に定年を迎えるのだそうだ。定年後も働き続ける人もいるし、定年も延長されるだろうが、でも、かなりの数の人達が引退することは確かだろう。
私の友人達の中ではサラリーマンをしていた者は殆ど引退した。
だが、中小企業経営者はいまだに息子にも跡を譲らず頑張っている。
ボケ防止にはいいのかもしれない。
私は幸いに息子がいなかったので引退することが出来た。そして、いま夏の間だけ伊達市に来て女房と老後の生活を送っている。
伊達市も首都圏から元気な年寄りに来てもらい、人口を増やし、お金を使ってもらい、それで町の活性化を狙っている。
私は町の許可も無いのに、勝手にその片棒を担いでいる。
伊達市の許可を得て片棒を担いでいるのがアップ・デイトという会社だ。その会社のY氏とは私は仲良くしている。東京・文京区出身の彼とは波長が合う。
その会社が『北のスロウライフ』というホームページを立ち上げて、移住・定住の希望者に報を提供している。http://www.kitano-slowlife.jp/
私はその北のスロウライフを実現すべく、この町に4年前にやって来た。ところが、生来の性格が災いしたのか、毎日が忙しい。
この素晴らしい町を全国にPRしなくてはならないという勝手な使命感に襲われてしまっている。ところが思わぬアクシデントで骨折をしてしまい、それでやっと北のスロウライフに入ることが出来た。皮肉なものである。
(おまけの話)
スロウライフというのは元気な内は出来ないものだ。
私は東京に居る時の方がスロウライフをしている。
趣味の仏像彫刻も材料を沢山持参したのに、忙しくてやっていない。作詞も出来ていない。
東京に戻ったらスロウライフを実現しよう!せっかちな私がスロウライフをするのは難しいと思うので、これがスロウライフかな?と思い形だけやってみた。
温泉写真は豊浦町のしおさい温泉である。天然掛け流しで、泉質は硫酸塩で鉄分を多く含んでいて、源泉温度は46度である。気持ちいいですよ。