■ニセコの蕎麦屋は美人ママ
我が家の愛猫『ラーちゃん』を預かってもらっている地元のMさんからメールが入った。ラーちゃんのことかと心配した。 『ニセコに美人女将の経営している美味しい蕎麦屋を見付けたので、一緒に行きませんか?』というお誘いである。更に帰りには大滝の第2名水亭で露店風呂に入れる招待券もあると言う。
私は蕎麦が大好きだ。それに美人女将が付いて来る。
男は誰でもブスより美人が好きに決まっている。
更に温泉である。こんな良い企画は滅多に無い。
洞爺湖北側を走り、留寿都から真狩を経由してニセコに入る。日航ホテルに入る道を右折して、すぐ右側にあるのがその店だ。
店は木の橋を渡って入る。店名を「楽一」という。
席はカウンターのみで、中にオヤジと女将が居る。
オヤジは元役者かと思うほどの良い男だ。女将はといえば、私は普通だと思う。Mさんはこういうタイプが好きなんだろう。
店も蕎麦も拘っている。品を重んじているようで、無駄口は叩かない。
2階にゴルフバッグが見えたので、そこから話に入ろうと話題を投げかけたが乗ってこない。
これでは仕方ない。さすがの私もギブアップだ。
メニューはテーブル席の前に白木に書いてある。
生粉手打ち10割蕎麦を頼む。840円也。
注文を聞いてから蕎麦玉を延ばして細く切る。それをサッと茹でる。かなり細い蕎麦なので、すぐに茹で上がる。
私はワサビで食べるより、七味唐辛子の方が好きだ。
私はあまり細い蕎麦は好きではないので、今回の『蕎麦と美人女将』はどちらもイマイチだった。細い蕎麦が好きで、女性なら誰でも美人に見える人にはお勧めの店である。
(おまけの話)
留寿都の町の中に『みそ饅頭』というのを売っている店がある。昔の蒸しパンにアンコが入っている。小振りで美味しい。
その店の先の左側の公園に童謡『赤い靴』で有名な『異人さんに連れられて行っちゃった』女の子の像がある。なぜか?彼女はなんとこの留寿都に関係があったのだ。この話は長くなるので別の機会に。
信号を曲がって真狩に入るとユリの無人販売所がある。規格外れのカサブランカなどが、なんと1本100円で売っている。
Mさんはどれも知らない。私は伊達の人に留寿都のガイドをしている。