■桜ウォッチャーからの報告(小金井公園ーその2)
私が3月21日に小金井公園の桜の開花宣言を出してから6日経つが、日本列島に居座る寒気団のせいで、開花がなかなかその先に進まない。 今日は私の予想では満開となるはずだったので、デジカメ・クラブのメンバーに連絡して27日に小金井公園で桜の撮影会をやる予定でいた。
念の為にと、昨日の昼から小金井公園に行ってみたら、やはり開花は進んでいなかったので、急きょ本日の撮影会は延期となった。
そこで桜ウォッチャーとしては、今日の桜の開花状況の確認の為に小金井公園に行ってみた。
公園は気の早いジジババ達が桜の木の下で宴会をやっている。
陽当たりの良い場所の桜は4分咲くらいである。
その少ない木を狙って大勢のジジババ達が場所取りをしている。
今日の咲き具合いと天気予報とを考慮すると、小金井公園の桜の満開は4月1日か2日であろうと思われる。
だから、今年の小金井観光協会主催の桜まつりは、珍しく丁度良い時期に当たりそうだ。
関係者もホッとしていることだろう。
(おまけの話)
小金井公園の桜の様子を見た後に、小平のコーヒー豆店に行った。自転車で行ったので、10分くらいで行ける。
このコーヒー豆店は私が現役の頃によく買いに行った店で、元の会社の近くの寂れた鈴天通り商店街の中にある。
夫婦2人で経営しているコーヒー豆の焙煎販売を専門としている店である。
私が行くと、いつも2人の内の1人が焙煎の終った豆を籠に入れて、その中にある屑豆を選り出している。
オヤジの話では、『屑豆を選り出すと、コーヒーの味がグッと良くなる。大手はこんな面倒なことは出来ないから、私の店のコーヒーは美味しいはずだ』と自信を持っている。
そして、見るからに頑固オヤジという顔をしている。
店の中には豆の選別の為の作業台に使っているテーブルと椅子がある。
私はいつもここでトラジャーを1杯だけ入れてもらって飲む。私以外のお客にはそんなことは許していないようだ。
そんな頑固オヤジが焙煎してくれるトラジャーをいつも家で飲んでいる。ところが夏の間に伊達に行くと、美味しいコーヒーが飲めず、当初は困って自宅から多めに豆を持参していた。
ある時、町の中で『ぶどうの木』というコーヒー店を見付けた。そこもなかなか拘って焙煎をしているようだ。
それ以来、私が伊達に居る時は「ぶどうの木」でトラジャーを頼んでいる。
ここのオヤジはまだ若いが、いずれ小平の店のオヤジのような頑固オヤジになるのだろう。奥さんの苦労が忍ばれる。それは小平の店で実証済みであるから。