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[2009.04.01]
■名古屋に「ひつまぶし」を食べに行く(1)
突然、名古屋の名物料理「ひつまぶし」が食べたくなった。 
そこで同級生のY君とS君を誘ったら、私の企画はいつも良いと知っている2人は二つ返事で参加希望を出して来た。 
今回は「ひつまぶし」の他に全国的に有名な「喫茶店のモーニング・サービス」も経験するのが旅のテーマになった。 


そこで、普段は我々の年齢ではあまり経験出来ない旅行方法を考えてみた。先ずはいま若者に評判の高速バスに乗って名古屋に行くことにした。 
新幹線なら1万1000円くらい掛かるところを、3100円で行ける。時間は掛かるが、時間だけは充分に持っている我々には問題無い。 
 
午前8時30分に新宿を出た高速バスは首都高速から東名高速に入る。 
50人乗りのバスは満席で、その80%以上が20代前半の若い女性である。 
 
高速バス 
 
男も僅かにいるが、30歳を超えているのは我々だけのようだ。どんな種族なのかは全く想像がつかない。名古屋の女子大生の旅行か? 
名古屋に行くというより、東京から名古屋に戻るという感じがする。 
 
途中で3回の休憩をはさんで、5時間で名古屋駅に到着する。全然疲れていない。 
これは安上がりで、なかなか良い旅の方法だった。 
時間の充分あるオジサンは、高速バスで旅をした方がいいですよー。 
 
(おまけでなく、本番の話) 
名古屋と言えば、『味噌かつ』、『ういろう』、『きしめん』、『天むす』、『味噌煮込みうどん』、そして真打ちは『ひつまぶし』である。 
 
熱田神宮の脇にある行きつけの店『蓬莱軒・神宮支店』に地下鉄に乗って行く。 
私がいつも行く店の前に来ると、なにか様子がおかしい。 
 
なんと『火曜日は定休日です』と張り紙が出ている。 
私はかなり焦る。 
 
定休日 
 
これじゃー、わざわざこの為に名古屋まで来た私の立場が無い。私は2人にどう取り繕って言えばいいのか分からなかった。 
すると、Y君が『本店は月曜日が定休日で、今日はやっていると書いてある』と言うではないか! 
こういう場合を、『地獄に仏』というのだろうか? 
そこで、歩いて10分ほどの本店まで行く。 
 
5時少し過ぎなのに、もう店はお客で一杯である。 
2階の座敷で食べた「ひつまぶし」は、今までで一番美味しかった。 
 
ひつまぶし 2730円 
 
同行したY君、S君は初めて食べたそうだが、『これは美味しい。名古屋まで来た甲斐があった』と大喜びであった。 
 
彼らは自分でお金を払っているのだが、あんなに喜ばれると、私がご馳走したような気持ちになってしまった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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