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[2009.05.15]
■これでいいのだ!
JR中央線で立川駅から枝分かれして青梅線が出ている。 
その終点が青梅である。 
私の住む小金井からだと1時間近くかかる町である。 
更に先は奥多摩となり、山登りや渓谷遊びの場所となっている。その青梅に同級生のS君が住んでいる。 
 
ある時、彼に青梅の町を案内してもらった。 
青梅という町は人口が14万人くらいなので、私の住む小金井より少し多い。でも小金井から見ると、かなり田舎町である。その分、空気も美味しい。 
昔は織物産業で栄えたが、今は見る影も無い。 
 
青梅がいいのだ! 


そこで町でも色々と考えて、町興しをやっている。 
青梅マラソンはかなり有名になったところで、可哀そうに同じ日に石原慎太郎東京都知事が『東京マラソン』を始めてしまったので、青梅マラソンは下火になってしまった。 
 
今は古い映画のポスターを町中に張り付けて、それで町興しを狙っている。 
 
映画ポスター 
 
そのポスターが縁で、映画好きの赤塚不二夫が青梅を訪ねて『赤塚不二夫館』というのを開いた。 
 
赤塚不二夫館内 
 
でも、私にはなぜ映画ポスターで町興しなのか、その理由が分からない。 
町中にある昔の映画の看板だが、若い人は興味も無いし、今では当時のスターも分からない時代となってしまった。 
そこで私には素朴な疑問がある。 
『町は興さないといけないのか?』。 
 
栄枯盛衰は時の流れだと思う。 
織物産業で栄えた時代もあったのだから、今は青梅の時代じゃないと考えたらどうだろうか? 
 
その町で商売をしている人達や行政に関わる人は『そんなことを言うな!』と怒るだろうと思う。 
でも青梅に縁のある赤塚不二夫は言っている。 
『これでいいのだ!』 
 
ときわ荘模型 
 
(おまけの話) 
『これでいいのだ!』とは赤塚不二夫の言葉だが、この言葉は非常に重い。 
誰でも人生を長くやって来ると、色々な場面に出会っているはずである。私はその時々に、それなりに頑張って問題解決をして来た。 
 
努力が報われずに、結果が悪い場合もあった。 
結果は全て受け入れるしかなかった。 
そんな私と同じような経験をして来たであろう伊達のTさんと、時々メールでやり取りをする。 
 
彼も私と同じように、色々と問題はあると思う。 
内容は人によってそれぞれ違うが、問題があるという点では誰でも同じであろうと思う。 
そんな時のTさんとのメールは最終的には、『これでいいのだ!』で終る。 
 
この言葉の意味を理解し、その言葉通りに全てをあるがままに受け入れるには、それなりの年にならないと無理だろうと思う。 
今回のおまけの話は重かったー。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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